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2025/06/13
成人式は、新たに大人としてのステージへ進む大切な区切りであり、色とりどりの振袖や華やかなヘアメイクなど、いつもとは違う特別な装いを楽しめる機会です。晴れの日に、自分らしさを表現する手段としてピアスやイヤリングを着けたいと考える方も多いでしょう。
この記事では、成人式でのピアスやイヤリングにまつわるマナーや、振袖コーディネートをさらに魅力的にするための選び方・注意点などを解説します。ピアスやイヤリングを身に着けて、成人式に参加したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1-1. ただし雰囲気に合わない・振袖とマッチしないものはNG
3-2. イヤリングやイヤーカフが外れないようにしっかりとめる
成人式や前撮りのときにピアスやイヤリングを着けることは、マナー違反ではありません。むしろ、耳元のアクセサリーが加わることで振袖姿に華やかさが生まれ、自分らしいスタイルを表現できます。現代では振袖にアクセサリーを合わせるのは一般的となっており、ピアスやイヤリングを含めたコーディネートも定着しています。
また、現代の成人式は「格式ばった儀式」ではなく「二十歳の節目を祝う」側面が強く、個性や好みを反映させた装いが広く受け入れられているイベントです。髪型や帯の結び方、草履のデザインなどと同じように、お気に入りのピアスやイヤリングを着けるのも一般化していると言えるでしょう。
一方で、どのようなピアスやイヤリングでもOKというわけではありません。振袖の雰囲気に調和しないアクセサリーは避けるべきです。カジュアルすぎるフープピアスや、鋭い印象のデザイン、ドクロや英字ロゴなどのモチーフは、お祝いの場にはふさわしくないとされることがあります。
また、特に年配の方の中には、着物は伝統的な装いであるため、洋風のピアスを合わせるのはマナー違反だと感じる方もいます。かつての日本ではピアスやイヤリングの習慣がなく、和装に合わせる装飾品と言えば、櫛やかんざしといった和小物が中心だったという文化的背景があったためです。
どちらにしても、アクセサリーを身に着けるなら、振袖の柄や色味、髪飾りや帯とのトータルコーディネートを意識するのが大切です。主張しすぎるアクセサリーではなく、あくまで全体の装いを引き立てる存在としてピアスやイヤリングを選びましょう。
成人式にピアスやイヤリングを着けていく場合は、振袖の持つ雰囲気や、色柄にマッチする和風のデザインを選ぶことがポイントです。晴れの日にふさわしい上品さを持つ以下のようなピアスの中から、自分の好みに合ったものを選ぶとよいでしょう。
振袖の持つ伝統的な美の雰囲気を重視したいのであれば、古典的な和柄モチーフのピアスがおすすめです。梅や桜などの花や、水引や組み紐、つまみ細工、折り鶴、蝶のようなモチーフは、和装ならではの気品を演出してくれます。特に、水引やつまみ細工のピアスは、職人の手仕事を感じさせる繊細さが魅力で、振袖の上品さとよく合います。
また、漆調や金箔を使ったデザインは、落ち着きの中にも華やかさがあり、格式のある式典にもふさわしい印象になります。和柄のピアスは振袖の柄や髪飾りとリンクさせると、統一感が生まれてより洗練された雰囲気になります。
清楚で上品な印象を与えるパールのピアスは、振袖との相性が抜群です。特に一粒パールやドロップ型のシンプルなデザインは、派手すぎず顔まわりを明るく見せてくれます。パールはどのような色柄の振袖とも調和しやすいため、初めてピアスを選ぶ方にも安心です。
パールには白やアイボリーのほか、ピンクやグレー、ゴールド、ブラックなどカラーの違いもあります。振袖の色味や差し色と合わせて選ぶと、より一体感のあるコーディネートが完成します。パールピアスは振袖をはじめとした着物との相性も良く、親世代からも好印象を得やすい点も魅力です。
レトロ柄の振袖や、大正ロマンをイメージしたヘアスタイルと組み合わせることで、ノスタルジックでおしゃれな印象を演出できるのが、大正モダン風のピアスです。くるみボタンやちりめん生地、レトロ調の花柄などを用いたデザインも、振袖とよくマッチします。
大正モダン風のピアスには、大胆な色使いや幾何学模様が施されたものも多く、ある程度耳元に華やかな印象を与えつつもシックな着こなしがしたい方に向きます。また、金属的な光沢を抑えた素材を使っている製品も多いため、和装との質感のバランスもとりやすい点がポイントです。
カジュアル化が進んでいるとはいえ、成人式は格式ある式典です。式典にふさわしい装いにしつつ、振袖に傷がついたり、アクセサリーが外れたりしないように、以下のような点に気をつけるとよいでしょう。
ピアスやイヤリングの長さや大きさは、振袖のコーディネートにおいて重要です。肩に届くような長さのフリンジ型ピアスや、大ぶりすぎるフープピアスは避けましょう。振袖はそれ自体が華やかで存在感があるため、アクセサリーまで主張が強すぎるとバランスが崩れ、顔周りが重たく見えてしまいます。
また、大ぶりで揺れるタイプのピアスやイヤリングは、動いたときに半衿に引っかかる可能性があり、刺繍や飾りを傷めてしまう恐れもあります。加えて特に金属パーツが多いデザインでは、動くと金属のこすれる音が式典中に響くこともあり、周囲への配慮を欠いてしまうことにもなりかねません。控えめで上品なサイズ感のアクセサリーを選ぶことが、洗練された装いにつながります。
ピアスに比べて、イヤリングやイヤーカフは外れやすいという特徴があります。特に成人式では動く機会が多く、気づかないうちに片方だけ失くしてしまうというトラブルも珍しくありません。式典中に片方だけ落としてしまうと、見た目のバランスが崩れるだけでなく、大切なアクセサリーを失うことにもつながります。
イヤリングやイヤーカフは、耳が痛くならない範囲できつめに装着するのがポイントです。着用前には、耳たぶの中央にしっかりと固定されているか確認し、軽く引っ張ってみて外れにくいかどうかをチェックしましょう。可能であれば、予備のイヤリングキャッチを持っておくと安心です。
振袖はフォーマルな装いであり、合わせるアクセサリーにも一定の「格」が求められます。振袖とアクセサリにあまりにもギャップがあるとちぐはぐな装いになるため、注意が必要です。
例えば、本真珠や花珠真珠などを使ったピアスは、格式の高い装いに自然と馴染みやすい一方で、プラスチック製のピアスは振袖の格式には合いません。また、同じ真珠でも、コットンパールやイミテーションパールはカジュアルな印象が強い素材です。普段着の小紋や紬などに合わせるのには適していますが、成人式のような正式な場にはやや不向きと言えるでしょう。
ピアスやイヤリング以外のアクセサリーの中には、着けても問題ないものから、避けたほうがよいものまでさまざまなものがあります。以下では、着けてOKなアクセサリーと、避けたほうがよいアクセサリーを紹介するので、アクセサリー選びの参考にしてください。
髪飾り | リボンや簪(かんざし)などの髪飾りは振袖姿を華やかに彩るため、よく着けられるアクセサリーです。袖の色柄に合わせて選ぶことで、統一感が出て全体のバランスが整います。 |
指輪 | シンプルで控えめなデザインの指輪であれば、成人式の場でも着用可能です。また、既婚者が振袖を着用する場合、結婚指輪を着けたままでもマナー違反にはなりません。ただし、大ぶりで突起の多いデザインは、振袖の生地や帯に引っかかる恐れがあるため避けましょう。 |
帯飾り | 帯周りのアクセントとして使われる帯飾りは、振袖全体の華やかさを引き立てる効果があります。カジュアルなイメージの強い帯飾りですが、上品でシンプルなデザインであればフォーマルな場でも問題ありません。 |
ネックレス | 振袖の衿元には、重ね衿(伊達衿)や刺繍半衿が装飾としてあしらわれており、ネックレスとはマッチしません。また、チェーンが振袖の繊細な生地や刺繍に引っかかるリスクがあるため、原則として避けたほうが無難です。 |
ブレスレット | 手首に装着するため、振袖の長い袖口に引っかかりやすく、着物の生地や刺繍を傷める可能性が高いアイテムです。 |
腕時計 | ブレスレットと同じく、袖口に引っかかりやすいため避けたほうが無難です。どうしても着けたい場合は、ベルトが細く、フェイスが小ぶりで上品な印象のものを選びましょう。 |
成人式でピアスやイヤリングを取り入れる場合は、着物の格式や柄、顔まわりの印象に配慮しつつ、自分らしいデザインを選びましょう。大きすぎるタイプや場の雰囲気にそぐわないものは避けつつ、トータルコーディネートを重視するのが大切です。
自分の振り袖姿は、一生に一度の思い出として撮影される機会も多いため、アクセサリーの選択次第で後から見返したときの印象が変わります。ピアスやイヤリング以外にも、髪飾りや帯飾りなど、思い出に彩りを添える方法はさまざまです。自分らしい工夫を取り入れながら、自信を持って晴れの日を迎えましょう。
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