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2025/08/18
成人式当日は早朝から準備が始まり、慌ただしい一日になることが多いため、着付けやヘアメイクにかかる所要時間を事前に把握しておくことが重要です。振袖は華やかで格式の高い装いであるぶん、着付けだけでなく、ヘアメイクにも時間がかかる傾向にあります。
当記事では、振袖の着付けやヘアメイクにかかる平均的な時間の目安をはじめ、留袖や袴などほかの着物との違い、着付け時間を短縮するための工夫や準備のポイントも紹介します。成人式当日に慌てることなく、美しい振袖姿を楽しむための参考にしてください。
目次
成人式当日は早朝から準備が始まることが一般的です。特に振袖姿で式に出席する場合は、着付けやヘアメイクにまとまった時間が必要となるため、事前のスケジュール確認が大切になります。
以下では、着付けやヘアメイクにかかる所要時間の目安について解説します。
振袖の着付けには、一般的に40分~1時間程度かかります。成人式用の振袖は袖丈が長く帯結びも複雑なため、自分で着付けるのではなく、着付け師に依頼するのが一般的です。着付け師1人で対応する場合は1時間ほど、2人がかりで行っても50分程度かかるのが目安とされています。
当日は着付けの予約が集中しやすく、時間通りに進まないこともあるため、前後に30分程度の余裕を持ったスケジュールを組むと安心です。
ヘアメイクにも、40分~1時間程度の時間が必要とされています。髪型の仕上がりやメイクのこだわり具合によって所要時間は異なり、特に凝ったヘアアレンジやフルメイクを希望する場合は時間が長引く傾向があります。
また、希望する髪型やメイクのイメージが曖昧なまま来店すると、カウンセリングに時間を要することもあるため注意が必要です。当日の混雑や前の予約の進行状況によっても影響を受けやすいため、スムーズな進行のために時間にはゆとりを持たせておきましょう。
振袖以外の着物を着用する場合、それぞれの種類によって着付けに必要な時間は異なります。着物の構造や帯結びの違いにより、所要時間に差が出るため、用途に応じた時間の目安を把握しておくことが重要です。
以下では、留袖・袴・訪問着それぞれの着付けにかかる一般的な時間について解説します。
黒留袖・色留袖ともに、着付けにかかる時間は30分~1時間30分程度が目安とされています。黒留袖は既婚女性の第一礼装として用いられ、格式が高いため着付けにも一定の技術が必要です。帯と帯揚げの間に「末広(扇子)」を挿す点が特徴で、忘れずに準備しておく必要があります。
色留袖も同様の時間で着付け可能ですが、紋の数によって格式が異なります。特に一つ紋や紋なしの色留袖は、略礼装として気軽に用いられる場面もあり、自分で着付けを行う方もいます。
成人式での袴の着付けにかかる時間は、プロに依頼する場合で45分~1時間程度、自分で着付ける場合は1時間~1時間半程度が目安です。 卒業式で着用する場合は、プロに着付けしてもらう場合が30~40分、自分で着付ける場合は30分~1時間程度となります。
袴は小振袖などと組み合わせて着用することが多く、帯の位置や結び方に注意が必要です。また、着崩れを防ぐためのしっかりとした固定も欠かせません。ヘアメイクも同時に行うケースが多いため、全体の準備時間に余裕を持つことが大切です。
訪問着の着付けは、プロに依頼する場合で30分~1時間、自分で行う場合は30分~1時間30分ほどが目安です。訪問着は格式を保ちつつも比較的自由度が高く、入学式やパーティーなど幅広いシーンで着用されます。
着付けの手順がシンプルなため、練習すれば自力でも短時間で整えることが可能です。初めて着物を着付ける方にとっても、訪問着は良い練習用の一着となります。
振袖の着付けにかかる時間は、事前の準備次第で大きく変わります。特に成人式などの当日は多くの方が同時に着付けやヘアメイクを行うため、いかに効率よく準備できるかがポイントとなります。
以下では、着付けの際に慌てずに済むよう、あらかじめ意識しておきたい時間短縮のコツを4つ紹介します。
着付け当日は、ヘアメイクを先に済ませてから振袖を着ることが一般的です。髪型やメイクを崩さずに服を脱げるよう、前開きの服を選ぶのがポイントです。特に、パーカーやボタンシャツ、ジップアップのカーディガンなど、頭を通さずに脱ぎ着できる洋服が適しています。かぶるタイプの服では、髪型が乱れてしまうおそれがあります。
また、美容院でフルメイクを依頼する場合は、ファンデーションなどを事前に落とす必要があります。スキンケアだけにしておけば、メイク直しの手間が省け、準備もスムーズに進みます。
振袖の着付け時間を短縮するには、必要なものをすべて揃えておくことが重要です。美容院などに着付けを依頼する場合、着物一式や小物類はすべて自分で持参するのが基本です。忘れ物があると着付けが滞り、準備時間が延びる原因となります。
以下の表を参考に、前日までに漏れなく準備しておきましょう。
種類 | 内容例 |
着物類 | 振袖、帯、帯締め、帯揚げ、伊達衿 |
下着類 | 肌襦袢、裾よけ、足袋、補正用タオル2~3枚、補正パッド |
中間衣類 | 長襦袢、半衿、衿芯 |
小物類 | 帯板、帯枕、腰紐(5本程度)、伊達締め/ゴムベルト(2本)、三重仮紐、コーリンベルト、着物クリップ |
その他 | 髪飾り、草履、バッグ |
特に腰紐や足袋、補正用タオルなどは忘れやすい項目です。着付け当日は着付け師の対応も限られており、忘れ物を取りに戻っていると成人式に間に合わない恐れもあります。前日までに必要なものをすべてチェックし、不足がない状態で当日に臨むことが、着付けをスムーズに進める最大のポイントです。
振袖の着付けと同時にヘアメイクを行う場合は、使いたい髪飾りやコスメなどのアイテムをあらかじめ準備しておくと、作業がスムーズになります。特に髪飾りは、振袖や帯、小物とのバランスを見て決めることが多いため、当日慌てないよう事前に選んでおき、美容院に持ち込むか前日までに預けておくのが理想的です。
また、リップグロスやチークなど、こだわりたいメイクアイテムがある場合は、必ず持参して担当者に伝えましょう。希望をしっかり伝えることで、仕上がりに満足しやすくなり、現場でのやり直しも減って時間の短縮につながります。
着物を着たときの屈む動作は、着物の着崩れにつながることがあります。そのため、足袋は着物を着用する前に履いておくと着付けがスムーズです。
足袋は靴下と違って「こはぜ」という金具がいくつも付いており、履くにはこはぜをはめていく必要があります。履き慣れていないと履くのに時間がかかるため、どのように履くのか事前に練習しておくのもよいでしょう。足袋を先に履いておけば、着崩れ防止だけでなく、着付け師がすぐに着付けを始められて時短にもつながります。
成人式当日は振袖の着付けやヘアメイクに時間がかかるため、余裕を持ったスケジュール管理が重要です。一般的な成人式の開始時間(10:00)に合わせた理想的なタイムスケジュールを以下に示します。
時間 | スケジュール |
5:00 | 起床・身支度 |
5:45 | 支度会場、美容室に到着 |
6:00 | ヘアメイク開始 |
7:30 | 着付け開始 |
8:30 | 身だしなみチェック |
9:00 | 会場へ移動 |
9:30 | 会場到着・受付 |
10:00 | 成人式開始 |
成人式当日は、支度会場や美容室で多くの方が支度を同時に行うため、予約時間の15分前までに到着しておくと安心です。予約時間に遅れると順番が後になることもあるため、遅刻しないよう気をつけましょう。
また、式典会場への道が混雑する可能性も考えられるため、少し早めに着くようにしておくのがおすすめです。
振袖の着付けには約40分~1時間、ヘアメイクにも同程度の時間が必要です。留袖は30分、袴は成人式の場合は45~1時間、卒業式の場合は約30分~40分、 訪問着は30分~1時間が目安となります。着付け時間の目安はあっても、時間に余裕を持っておくのがおすすめです。
時間短縮のポイントとしては、前開きの服の着用、必要なものの事前準備、髪飾りの用意、足袋の先履きなどがあります。成人式当日の支度会場や美容院では多くの方が支度をするため、できるだけ着付けがスムーズに進むよう流れを把握しておくとよいでしょう。
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