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スタッフブログ

袴の色はどう組み合わせる?色の印象やおしゃれな組み合わせを解説

2025/11/12

卒業式や成人式の袴選びでは、デザインや柄に目が行きがちですが、「色の組み合わせ」も全体の印象を左右する大切なポイントです。華やかに見せたいのか、落ち着いた雰囲気にまとめたいのか、かわいらしさを強調したいのかによって選ぶべき色は変わります。しかし「自分にはどんな色が似合うのか分からない」「派手すぎるのは不安だけど地味すぎるのも嫌」と悩む方は少なくありません。

 

当記事では、同系色や反対色といった配色の基本から、色柄ごとに与える印象、おしゃれに見せる組み合わせ例を解説します。自分らしい個性を演出しながら、式典にふさわしい洗練された袴スタイルを見つけましょう。

 

 

目次

 

1. 袴の色を組み合わせるときのコーディネートの基本

1-1. 同系色コーデ

1-2. 反対色コーデ

 

2. 袴の色が与える印象

2-1. 赤

2-2. ピンク

2-3. オレンジ

2-4. 黄

2-5. 緑

2-6. 紺

2-7. 紫

2-8. くすみ系

2-9. 淡色系

2-10. モノトーン

 

3. パーソナルカラーを意識した色選びのコツ

 

4. 人気のある袴の柄|色の組み合わせのコツ

 

5. 【イメージ別】おしゃれな色の組み合わせ例

5-1. くすみ系袴×クリームの振袖×ピンクの柄でキュートな印象に

5-2. 緑の袴×ピンクと白のグラデ振袖で柔らかさとフレッシュさを両立

5-3. 紫の袴×白の振袖で高貴さと大人っぽさを演出

5-4. オレンジの袴×青振袖×黒の柄で華やかでクールなコーデ

5-5. 赤の袴×モノトーン系の振袖でエネルギッシュに

 

6. 袴の色選びにNGはある?

 

まとめ

 

 

1. 袴の色を組み合わせるときのコーディネートの基本

 

袴を着ている女性

 

袴の色を組み合わせるときは、「同系色コーディネート」もしくは「反対色コーディネート」が基本です。色の特性を生かして、自分らしいおしゃれな着こなしを楽しみましょう。ここからは、それぞれのコーディネートについて解説します。

 

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1-1. 同系色コーデ

 

同系色コーデは、着物と袴を同じ色系統でまとめるスタイルで、全体に統一感が生まれ、上品で落ち着いた印象に仕上がります。たとえば、水色の着物に紺色の袴、ピンクの着物にエンジ色の袴などが代表的な組み合わせです。

 

寒色系を選べばクールに、暖色系を選べば柔らかく優しい雰囲気になるため、色選び次第で印象を変えられます。普段からワントーンコーデやシンプルな装いを好む方、派手さを抑えて落ち着きを演出したい方に向いています。また、卒業生を送り出す先生など、主役を引き立てたい立場の方にもおすすめです。

 

 

1-2. 反対色コーデ

 

反対色コーデは、着物と袴を正反対の色で組み合わせるスタイルで、全体にメリハリが生まれ、活発で華やかな印象を与えます。たとえば、赤の着物に緑の袴、黄色の着物に紫の袴といった組み合わせが代表的です。反対色同士はお互いを引き立てるため、インパクトが強く周囲の目を引きつけます。

 

普段の洋服では派手に感じる配色でも、袴姿なら意外としっくりまとまり、個性的でおしゃれな雰囲気を演出できるのが魅力です。たくさんの卒業生の中で埋もれたくない方や、自分らしい個性をアピールしたい方におすすめのコーディネートと言えるでしょう。

 

 

2. 袴の色が与える印象

 

 

袴には、落ち着きや上品さを演出する色もあれば、華やかさや個性を際立たせる色もあり、選ぶ色によって雰囲気はがらりと変わります。ここからは、代表的な袴の色ごとに与える印象を紹介します。

 

 

2-1. 赤

 

赤は「情熱」「活動的」「エネルギッシュ」といったイメージを持ち、人の目を引きつける強さがある人気色です。古くから魔除けや生命力を象徴する色とされ、神社の鳥居や祝いの場にも多用されてきました。

 

卒業式の袴に取り入れると、華やかさと堂々とした存在感を演出できます。鮮やかな赤なら元気で明るい印象に、えんじやワインレッドなら落ち着いた大人の雰囲気に仕上がるのも魅力です。式典で印象的に映りたい方や、自分らしく力強さを表現したい方におすすめです。

 

 

2-2. ピンク

 

ピンクは「かわいらしさ」「幸福感」「ロマンティック」といった印象を与える色です。淡いベビーピンクは初々しくキュートに、サーモンピンクや濃いピンクは健康的で明るい雰囲気を引き出します。

 

優しく穏やかな気持ちをもたらす効果もあり、卒業や成人という人生の節目の日を柔らかな雰囲気で迎えられるでしょう。華やかさよりもかわいらしさを重視したい方、普段からフェミニンなスタイルを好む方におすすめの色味です。

 

 

2-3. オレンジ

 

オレンジは赤と黄色の魅力を兼ね備え、「明るさ」「元気」「温もり」を感じさせる暖色系の代表格です。太陽や果実を思わせる色味で、周囲に活発で楽しい印象を与えます。

 

卒業式や成人式の袴に選べば、親しみやすさを演出できるため、会場全体をパッと明るくするムードメーカー的な存在になれるでしょう。人懐っこさやエネルギッシュさを表現したい方、明るく元気な自分をアピールしたい方におすすめです。

 

 

2-4. 黄

 

黄色は「希望」「明るさ」「快活さ」を象徴する色で、太陽や光を連想させます。視覚的にも非常に目立ちやすく、周囲を元気にする効果があります。

 

特に金茶色などの和風の黄色は、かわいらしさと華やかさを兼ね備えています。会場でひときわ目を引く存在になりやすいので、写真映えも抜群です。大勢の中で埋もれずに存在感を出したい方、明るくポジティブな印象を残したい方におすすめのカラーです。

 

 

2-5. 緑

 

緑は自然を象徴する色で、「安らぎ」「調和」「癒やし」といった落ち着いた印象を与えます。森林や草原を思わせるため、リラックス効果があるとも言われています。

 

派手さは控えめですが、和装に取り入れると上品でモダンな雰囲気を引き出せるのが特徴です。淡い若草色なら爽やかに、深緑ならシックで大人っぽい仕上がりになります。落ち着いた印象を大切にしたい方や、穏やかで知的な雰囲気を演出したい方におすすめです。

 

 

2-6. 紺

 

紺は「知的」「誠実」「落ち着き」といったイメージを持つ寒色系の代表色です。海や夜空を思わせる深い色味で、心を穏やかにさせる効果もあります。清楚で真面目な雰囲気を演出でき、学生生活の集大成にふさわしい印象を与えられます。

 

紺に明るい色を組み合わせると、より引き締まったスタイルになるのも魅力です。落ち着いた知性を表現したい方や、上品で控えめな印象を残したい方におすすめの色です。

 

 

2-7. 紫

 

紫は赤と青の中間に位置する色で、「高貴」「優雅」「神秘的」といった印象を持ちます。昔は位の高い方だけが身につけられた、上品さや格式を象徴する特別な色です。濃い紫は大人っぽくエレガントに、明るいラベンダーは可憐で優しい雰囲気を演出します。

 

和装との相性も非常によいため、袴に取り入れることで、気品のある華やかさを加えられるでしょう。大人の女性らしさを強調したい方や、エレガントで印象的な装いを目指す方におすすめです。

 

 

2-8. くすみ系

 

くすみ系は鮮やかさを抑えたグレーがかった色味で、「穏やか」「落ち着き」「優しさ」を感じさせます。スモーキーカラーとも呼ばれ、赤や青、緑などあらゆる色に存在します。

 

淡色と組み合わせれば柔らかく上品に、濃い色と合わせればモダンで引き締まった印象を作れるのが特徴です。流行を意識したスタイルにも取り入れやすく、派手さを抑えながらトレンドのおしゃれ感を出したい方、ナチュラルで大人っぽい雰囲気を好む方に最適なカラーと言えるでしょう。

 

 

2-9. 淡色系

 

淡色系はペールカラーとも呼ばれる薄い色合いで、「フェミニン」「キュート」「初々しさ」を表現します。淡いピンクや水色、ミントグリーンなど、春らしい爽やかさの感じられる色が代表例です。

 

袴に取り入れると、清楚で柔らかい印象となり、かわいらしさを引き立てられます。重たくならず軽やかな雰囲気を演出できるため、若々しさや透明感を大切にしたい方、可憐で愛らしいスタイルを求める方にぴったりの色合いです。

 

 

2-10. モノトーン

 

モノトーンは白・黒・グレーといった無彩色で構成され、「スタイリッシュ」「大人っぽい」「落ち着き」を印象づける配色です。シンプルで洗練された雰囲気があり、袴スタイルに取り入れると凛とした存在感を放ちます。

 

単調になりがちなため、小物や濃淡の組み合わせで変化を付けると、よりおしゃれに仕上がるでしょう。個性的でモード感のある装いを好む方や、人とは違うスタイリッシュさを表現したい方におすすめです。

 

 

3. パーソナルカラーを意識した色選びのコツ

 

パーソナルカラーとは、生まれ持った肌・瞳・髪の色に調和する色のことです。自分に似合う色を選ぶと顔色が明るく見え、全体の印象も一段と引き立ちます。ここでは、4タイプのパーソナルカラーごとにおすすめの色を紹介します。

 

・イエベ春(スプリングタイプ)

優しいイエローやオレンジ、コーラルピンクなど、明るく温かみのある春らしい色味が肌を華やかに見せます。アクアマリンやターコイズブルーといった透明感のある寒色もよく似合います。一方で、くすみ系や青みの強い色は顔色を沈ませることがあるため注意が必要です。

 

・ブルベ夏(サマータイプ)

淡い水色やラベンダー、明るいネイビーなど、ソフトな寒色がよく似合います。流行りのくすみカラーも得意で、上品な印象を与えてくれます。ただし、ビビッドな色や濃い暖色は浮きやすいため、避けるほうがよいでしょう。

 

・イエベ秋(オータムタイプ)

ブラウンやオリーブ、レンガ色、カラシ色など、落ち着いた暖色系が大人っぽくゴージャスな雰囲気を引き立てます。黒が混じった濃厚な黄みカラーを選ぶとより魅力的になります。一方で、淡いパステルや青みの強い色は血色を損なう恐れがあります。

 

・ブルベ冬(ウィンタータイプ)

黒・白・グレーなどのモノトーンや、鮮やかな原色系がよく似合います。赤や青などの強い色味を取り入れると、都会的で洗練された印象になります。パステルや黄みの強い色は苦手なので、シャープな色味を意識して選ぶのがポイントです。

 

 

4. 人気のある袴の柄|色の組み合わせのコツ

 

袴の魅力をさらに引き立てるのが「柄」と「色の組み合わせ」です。ここでは、人気の柄の意味と、それに似合う袴の色の組み合わせを紹介します。

 

・椿(つばき)

魔除けや繁栄を意味する椿は、丸く大きな花がレトロな印象を与える人気柄です。赤い椿と緑の葉のコントラストを生かして、緑や黒の袴を合わせると補色効果で華やかにまとまります。

 

・梅(うめ)

「不屈の精神」や「高潔」を象徴する梅は、厳しい寒さに耐えて花を咲かせる縁起のよい柄です。白地に赤いねじり梅の着物には、紺や黒の袴がよく似合い、知的でクラシカルな印象を演出します。

 

・桜(さくら)

物事の始まりを意味する桜は特に卒業式にぴったりです。咲き誇る桜柄には淡いピンクや紫の袴を、ピンク地の着物には緑の袴を合わせると全体に統一感が生まれ、春らしい装いに仕上がります。

 

・牡丹(ぼたん)

「百花の王」と称される牡丹は華やかで豪奢な柄です。赤い牡丹には黒の袴を合わせるとモダンに、紫やワイン色の袴を選ぶと高貴で上品な雰囲気を引き立てられます。

 

・松(まつ)

長寿や繁栄を象徴する松は、他の花柄と組み合わせられることが多い柄です。緑を主体にした柄には、緑や黄緑の袴を合わせると全体が調和し、爽やかな印象を与えます。

 

・鶴(つる)

長寿や円満の象徴である鶴は、古典柄として豪華さを演出します。赤地に鶴柄の着物ならモスグリーンの袴が映え、白やクリーム色の袴を選べば、近年人気の柔らかいコーデが楽しめます。

 

・短冊(たんざく

「学業成就」「成功」を願う短冊柄は、卒業袴にふさわしい知的な文様です。紺や紫、ワイン色の袴を合わせると落ち着きがあり、凛とした雰囲気になります。

 

・矢絣(やがすり)

矢羽根を並べた矢絣柄は、大正ロマンを代表する定番の柄です。赤の矢絣着物には紺や黒の袴を合わせるのが王道で、草履ではなくブーツを履けば一層レトロ感が引き立ちます。

 

・市松模様(いちまつもよう)

「子孫繁栄」を意味する市松模様は、白黒や赤白などの鮮やかなコントラストが特徴です。濃紺や深い赤の袴を合わせると、シックかつレトロな印象に仕上がります。

 

・幾何学模様

丸や三角、四角が並ぶ幾何学柄はレトロモダンな人気デザインです。着物に使われた色に合わせた袴を選ぶと全体がまとまり、からし色やクリーム色を合わせれば個性的でハイカラな印象になります。

 

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5. 【イメージ別】おしゃれな色の組み合わせ例

 

 

袴コーデの魅力は、色の組み合わせ次第で印象を自由に変えられることにあります。ここからは、なりたい雰囲気に合わせたおすすめの配色例を紹介します。

 

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5-1. くすみ系袴×クリームの振袖×ピンクの柄でキュートな印象に

 

くすみ系の袴は落ち着いた雰囲気を持ちつつ、柔らかな色味で女性らしさを演出できる万能カラーです。くすみ系袴にクリーム色の振袖を合わせると、全体がふんわりとした印象にまとまり、春らしい軽やかさが際立ちます

 

さらに振袖にピンクの柄が入ることで、愛らしいアクセントが加わり、可憐でガーリーな雰囲気が完成します。淡色系やくすみ系のコーディネートは、かわいさを演出しながらも上品に見せたい方、柔らかく甘すぎないコーデを求める方にぴったりです。

 

 

5-2. 緑の袴×ピンクと白のグラデ振袖で柔らかさとフレッシュさを両立

 

緑の袴は落ち着いた印象を与える中間色で、鮮やかにも上品にもまとめられるのが特徴です。緑の袴にピンクと白のグラデーション振袖を合わせると、かわいらしさと清楚さが調和し、柔らかで女性らしい雰囲気に仕上がります。

 

さらに白が全体を軽やかに見せる効果をプラスしてくれるので、バランスの取れた印象になります。ナチュラルさと華やかさの両方を兼ね備えたい方におすすめの組み合わせです。

 

 

5-3. 紫の袴×白の振袖で高貴さと大人っぽさを演出

 

紫の袴は古くから高貴さや優雅さを象徴する色とされ、卒業式など特別な日にふさわしい気品を与えます。紫の袴に白の振袖を合わせると、清らかさと高級感が同時に引き立ち、シンプルながらも洗練されたコーディネートが完成します。

 

紫の深みが白の透明感を強調することで、大人っぽくエレガントな雰囲気をまとえるのも魅力です。落ち着きと華やかさを両立させたい方におすすめの配色です。

 

 

5-4. オレンジの袴×青振袖×黒の柄で華やかでクールなコーデ

 

オレンジは明るく元気な印象を与える色で、華やかさをアピールしたい方に人気の袴カラーです。オレンジの袴に青の振袖と組み合わせることで、補色同士のコントラストが際立ち、お互いの色がより鮮やかに映えます

 

そこに黒の柄を加えると、全体が引き締まり、派手すぎずクールで大人っぽい印象に仕上がります。元気さと知的さを兼ね備えたスタイルは、個性を際立たせつつ上品さも忘れたくない方におすすめです。

 

 

5-5. 赤の袴×モノトーン系の振袖でエネルギッシュに

 

情熱や活力を象徴する赤の袴は、卒業式でもひときわ目を引く華やかなカラーです。赤の袴に白や黒といったモノトーン系の振袖を合わせると、全体にメリハリが生まれ、スタイリッシュかつエネルギッシュな印象にまとまります。

 

赤の鮮やかさを黒が引き締め、白が軽やかに映すことで、堂々とした存在感を演出できます。シンプルでモードな雰囲気を残しつつ、強さや明るさをアピールできるため、自分らしさを大胆に表現したい方におすすめのコーディネートです。

 

 

6. 袴の色選びにNGはある?

 

 

基本的に「絶対にNG」というタブーはありませんが、避けたほうがよいポイントを押さえておくと無難です。まず、蛍光色や原色を多用した派手すぎる袴は、式典の厳かな雰囲気にそぐわず場違いな印象になりがちです。着物と袴の色味や柄がちぐはぐで両方が強く主張してしまうと、統一感に欠けてしまいます。

 

また、地味すぎる色やデザインの袴は華やかさに欠け、特別な場にはやや不向きとなる場合もあります。くすみカラーやシンプルなデザインを選ぶ場合は、差し色や小物・ヘアメイクでアクセントを加えるとバランスが取れます。派手すぎず地味すぎず、テーマを意識した調和のあるコーディネートを心がけましょう。

 

 

まとめ

 

袴の色は、それぞれが持つ印象や雰囲気によってコーディネート全体のイメージを左右します。同系色でまとめれば統一感が生まれ、反対色を取り入れるとメリハリや個性を表現できます。一方で、派手すぎたり地味すぎたりする色合わせや、着物と袴がちぐはぐな組み合わせは、バランスを崩す原因となるため注意が必要です。

 

大切なのは「自分らしさを引き立てつつ、式典にふさわしい調和を意識すること」です。気になる配色は袴レンタル店で実際に試着して確認し、小物やヘアメイクでアクセントを添えると、より洗練された印象に仕上がります。自分の理想のスタイルをイメージしながら、後悔のない袴選びを楽しみましょう。

 

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