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2025/09/14
成人式の振袖選びのときに役立つのがパーソナルカラーです。パーソナルカラーとは、髪・瞳・肌の色調に調和する「似合う色」を示すもので、自分のタイプを把握すると顔色が明るく見えたり、写真映えが良くなったりと多くのメリットが得られます。
当記事では、パーソナルカラーの基本やタイプ別の特徴、似合う振袖の色や柄などを詳しく解説します。自分に合う一着を見つけるために、ぜひ参考にしてください。
目次
8. 【振袖カラー別】パーソナルカラーごとの似合う振袖の色味
パーソナルカラーとは、その人の髪・瞳・肌などの色調と調和する「似合う色」のことを指します。単に肌の色と同じ色という意味ではなく、全体の雰囲気に調和する色のグループを指す点が特徴です。
パーソナルカラーは大きく「イエローベース」と「ブルーベース」に分かれ、さらに「春(スプリング)」「夏(サマー)」「秋(オータム)」「冬(ウィンター)」の4つのシーズンタイプに分類されます。
シーズンごとに調和しやすい色味や特徴が異なるため、ファッションやメイクの参考として広く利用されています。成人式に向けた振袖選びにおいても、自分のパーソナルカラーを理解しておくと似合う振袖に出会いやすくなるでしょう。
パーソナルカラーを意識して振袖を選ぶと、自分の魅力を最大限に引き出す効果があります。似合う色を身に着けることで、肌が明るく血色も良く見え、髪や瞳に自然なツヤが生まれます。成人式のような大切な場面で、写真映えしやすく華やかな印象を与えられる点も大きな魅力です。
一方で、自分に合わない色を選ぶと顔色が暗く見えたり、クマやシミが強調されてしまったりすることがあるので注意が必要です。
パーソナルカラーを取り入れることで、理論的に導かれた「似合う色」が客観的に分かるので、自信を持って振袖を選べます。結果として垢抜けた印象を演出でき、成人式という人生の節目にふさわしい晴れ姿をより美しく引き立てられるでしょう。
振袖の色に込められた意味とは?自分に似合う振袖の選び方も解説
自分のパーソナルカラーを知るためには、まず「イエローベース(イエベ)」か「ブルーベース(ブルベ)」かを見分けましょう。一般的に、黄みを含んだ温かみのある肌色はイエベ、青みを含んだ透明感のある肌色はブルベに分類されます。
セルフチェックの方法としては、手のひらや肌の内側の色、瞳や髪の色を観察するのが基本です。手のひらがオレンジ寄りならイエベ、ピンク寄りならブルベの特徴が見られます。また、瞳で判断する場合、瞳がライトブラウンやブラウンであればイエベ、黒やダークブラウンであればブルベといった具合です。
このように、髪・瞳・肌のトーンや質感を総合的に確認することで、自分のベースカラーを把握できます。そこから明度や彩度の違いによって「春・夏・秋・冬」の4タイプに細分化されます。
イエベ春タイプは、春の花畑のように明るく華やかな雰囲気を持つのが特徴です。肌や髪、瞳に黄みがあり、若々しく可愛らしい印象を与えます。
振袖選びにおいては、この軽やかで温かみのある色調と調和する色や柄を取り入れることで、魅力を最大限に引き出せます。ここでは、イエベ春の方の特徴や似合う色、振袖に取り入れたいモチーフについて詳しく解説します。
イエベ春タイプの肌は、黄みを含んだ明るい色合いで、透明感やツヤが感じられるのが特徴です。日焼けをすると赤くなりやすい方も多く、血色の良さが印象的です。
瞳はライトブラウンや明るめのブラウンで、白目とのコントラストがはっきりしており、キラキラとした印象を与えます。髪は細く柔らかく、自然なツヤがあり、明るい茶色やライトブラウンがなじみやすい傾向にあります。
全体として、若々しく元気でフレッシュな雰囲気を持つことがイエベ春タイプの大きな特徴です。
イエベ春に似合う振袖は、明るく鮮やかな黄み寄りの色です。代表的な色としては、コーラルピンクやオレンジ、ハニーイエロー、サンフラワーイエロー、アップルグリーン、ターコイズブルーなどがあります。これらの色は肌の血色を良く見せ、全体をいきいきとした印象に導きます。
反対に、くすんだトーンや青みが強い寒色系は顔色を暗く見せることが多いため注意が必要です。イエベ春タイプの振袖選びでは、軽やかで華やかな色調を意識すると、成人式の晴れ姿が一層引き立ちます。
イエベ春タイプには、春の花を思わせる可憐で華やかな柄がよく似合います。梅や桜、菜の花など明るい花柄の古典文様は、元気でフレッシュな雰囲気をさらに高めます。また、小さめの花を散りばめたデザインや曲線を取り入れた柔らかなモチーフも相性が良いです。
帯や小物にはゴールドやアイボリー、淡いピンクを合わせると全体がまとまりやすくなります。髪飾りには白やクリーム色の花、ドライフラワー調のアクセサリーを選ぶと、写真映えするバランスの取れた振袖姿を演出できるでしょう。
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ブルベ夏タイプは、紫陽花や月見草を思わせるような、涼しげで上品な雰囲気を持つのが特徴です。透明感のある肌や柔らかい髪質が多く、落ち着いた清楚な印象を持っています。
振袖選びでは、淡い色合いや寒色系のパステルカラーが特に調和しやすく、気品あるコーディネートが似合います。ここでは、ブルベ夏タイプの方の特徴や似合う色、柄・モチーフについて解説します。
ブルベ夏タイプの肌は赤みを帯びた色調で、きめ細かく透明感があります。色白の方が多く、青白さを感じさせる肌質も特徴です。
瞳は赤みがかったブラウンや柔らかな黒で、白目とのコントラストが穏やかで優しい印象を与えます。髪は細く柔らかく、地毛はアッシュグレーや落ち着いた黒色が多い傾向です。
全体として、上品で知的な雰囲気をまとい、清涼感を感じさせるのがブルベ夏タイプの魅力です。
ブルベ夏タイプに似合う振袖は、淡いトーンや寒色系のパステルカラーです。代表的な色は、ラベンダー、ベビーピンク、ミントグリーン、パウダーブルー、スカイブルーなどで、肌の透明感を一層引き立てます。また、ローズピンクやラズベリーのような青みを含むピンク系もよく映えます。白を選ぶ場合は純白ではなく、マシュマロホワイトやライトグレーのような柔らかい色味がおすすめです。
反対に、鮮やかなビビッドカラーや黄みの強い色は顔色をくすませる可能性があるため、避けたほうがよいでしょう。
ブルベ夏タイプの方の振袖は、繊細で優しい印象を与える柄が適しています。小花柄や流水模様は清涼感を演出し、透明感のある肌と相性抜群です。さらに、幾何学模様もソフトな色合いで描かれると都会的で洗練された印象になります。
帯や小物にはシルバーや淡いブルー、ローズブラウンなどを取り入れると全体の雰囲気が上品にまとまります。控えめながら華やかさを表現できるコーディネートが、ブルベ夏の魅力を最大限に引き出します。
イエベ秋タイプは、落ち着いた温かみのある色調がよく似合います。紅葉や熟した果実を思わせるような深みのあるカラーと調和し、大人っぽくゴージャスな印象を引き立てます。
成人式の振袖選びにおいては、アースカラーやこっくりとした色を選ぶことで、シックで洗練された雰囲気を演出できるでしょう。ここでは、イエベ秋タイプの特徴や似合う色、柄・モチーフについて詳しく紹介します。
イエベ秋タイプの肌は、黄みがかったベージュ系でマットな質感を持つ方が多く、日焼けすると琥珀色のように健康的に色づきます。
瞳はダークブラウンやソフトブラック寄りで、白目とのコントラストが控えめなため、落ち着いた印象を与えます。髪はダークブラウンから黒系で、ツヤよりもハリ感が目立つのが特徴です。
全体として、都会的でシック、さらにリッチな雰囲気をまといやすいのがイエベ秋タイプの魅力です。
イエベ秋タイプに似合う振袖は、低明度・低彩度の深みのある色合いです。テラコッタやサーモンピンク、カッパーレッド、マスタードイエロー、オリーブやカーキなどのアースカラーが特に肌に映えます。ブラウン系やバーガンディもゴージャスさを引き立て、成人式にふさわしい落ち着いた華やかさを演出します。
反対に、明るい寒色系やビビッドカラーは肌をくすませる傾向があるため、避けるほうがよいでしょう。振袖全体に深みのある色を用いると、格式と上品さが際立ちます。
イエベ秋タイプには、自然をモチーフにした古典柄やアンティーク調のデザインがよく似合います。牡丹や菊、紅葉といった四季を感じさせる花柄は、落ち着いた雰囲気の中に華やかさを加えます。また、大きめの柄や裾に向かって広がる大胆な配置は、深みのある色合いと調和し、格式高い印象を与えます。
生地は光沢の強すぎないマットな質感が肌になじみやすく、染めや絞りを生かした柔らかな風合いが特におすすめです。帯や小物にはゴールドやブラウンを取り入れると、統一感と高級感がより際立ちます。
ブルベ冬タイプは、雪景色や澄んだ空気を思わせるようなクールでシャープな雰囲気を持ちます。肌や髪、瞳のコントラストが強く、都会的で洗練された印象を与えるのが特徴です。
成人式の振袖選びでは、鮮やかでコントラストのある色を取り入れることで透明感や存在感を一層引き立てられます。ここでは、ブルベ冬タイプの特徴や似合う色、柄・モチーフについて解説します。
ブルベ冬タイプの肌は、透けるように白く透明感があり、日焼けするとくすんだ色合いになりやすい傾向があります。頬や唇に赤みが出やすく、全体的に冷たさを感じさせる肌色です。
瞳は真っ黒で白目とのコントラストがはっきりしており、目力が強く印象的です。髪も真っ黒で艶やかさがあり、地毛の茶色みは少ない傾向です。
全体として、凛とした雰囲気やシャープさが際立つのがブルベ冬タイプの特徴です。
ブルベ冬に似合う振袖は、鮮やかで青みを含む澄んだ色やコントラストの強い深い色合いです。代表的な色には、ロイヤルブルー、ネイビー、ラピスラズリ、マゼンタ、フューシャピンク、ワインレッド、ロイヤルパープルなどがあります。純白に近いスノーホワイトやシルバーグレーも透明感を際立たせます。
一方、黄みを帯びたベージュやオリーブ、マスタード系の色は肌をくすませる傾向があるため、避けるほうがよいでしょう。強い色味を全体に使うと、ブルベ冬らしい洗練された印象を引き出せます。
ブルベ冬タイプには、コントラストのある配色や大ぶりでシャープな柄がよく似合います。牡丹や菊、松など格式を感じさせる古典柄は、強い存在感と上品さを両立させます。大きな花柄でも青や紫を基調としたデザインであれば、凛とした美しさを引き立てられます。
さらに、シルバーやブラックを帯や小物に取り入れると全体が引き締まり、クールな雰囲気が際立ちます。髪飾りにはパールや寒色系の花を選ぶと、成人式らしい華やかさの中に気品を感じさせるスタイルに仕上がります。
振袖は成人式の主役を彩る特別な衣装なので、自分のパーソナルカラーに合った色を選ぶことが大切です。赤・緑・白・黒・ピンクといった定番カラーも、ベースがイエベかブルベかによって似合い方が大きく変わります。自分に調和する色を選ぶことで、肌映りが良くなり、写真映えや全体の雰囲気も一層華やかに仕上がります。
ここでは、カラー別にパーソナルカラーごとのおすすめの色味を紹介します。
振袖と言えば王道の「赤」を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、一口に赤と言っても色味の幅は広く、パーソナルカラーによって似合う赤は異なります。
イエベ春(スプリングタイプ) | スカーレットやポピーレッドのようにオレンジを含んだ鮮やかな朱赤がよく似合います。明るく元気な印象があるので、丸みのある花柄や可愛らしいモチーフと合わせると、より華やかさが増します。 |
ブルベ夏(サマータイプ) | ローズレッドやチェリーレッドのように青みを帯びた柔らかな赤がぴったりです。透明感のある肌を引き立てるためには、少しくすみを含んだ赤や赤ピンク系の色を選ぶのがおすすめです。 |
イエベ秋(オータムタイプ) | カーディナルレッドのように深みのある赤が似合います。牡丹や紅葉などの大きな柄を合わせると、ゴージャスでシックな印象になります。 |
ブルベ冬(ウィンタータイプ) | ワインレッドやボルドーといった青みの強い深紅が映えます。無地の振袖や黒との組み合わせもよく合い、シャープで都会的な印象に仕上がります。 |
緑は自然を象徴する色で、落ち着きや知性を感じさせる人気の振袖カラーです。同じ緑でも黄み寄りか青み寄りか、明るいか深いかによって印象が大きく変わり、パーソナルカラーによって似合う色が分かれます。
イエベ春(スプリングタイプ) | リーフグリーンやアップルグリーンのような明るくフレッシュな緑が合います。若葉を思わせる軽やかな色は透明感を引き出し、柔らかな雰囲気をさらに明るく演出します。 |
ブルベ夏(サマータイプ) | ミントグリーンやフォレストグリーンなど青みを帯びた落ち着いた緑がぴったりです。スカイブルーやヒスイ色の小物を合わせると、洗練度が増します。 |
イエベ秋(オータムタイプ) | モスグリーンやオリーブ、カーキといった深みのあるアースカラーの緑がよく映えます。ゴールドの帯や小物を組み合わせることで高級感のある装いに仕上がります。 |
ブルベ冬(ウィンタータイプ) | マラカイトグリーンやエメラルドグリーンのような濃く鮮やかな緑を選ぶと、黒とのコントラストが際立ち、凛とした存在感を強調します。赤を差し色に使うと緑の発色がより引き立ち、印象的な振袖姿を演出できます。 |
白色の振袖には、純白からアイボリーまで幅広い色味があり、合わせる柄や小物次第で印象が大きく変わります。清楚で上品な雰囲気を演出できる一方で、パーソナルカラーに合わせた白を選ぶことで、肌映りが良くなり自分らしさが際立ちます。
イエベ春(スプリングタイプ) | ほんのり黄みを含んだミルキーホワイトやライトベージュ系が調和します。パステル調の柄や小物と合わせると、爽やかな華やかさを演出できます。 |
ブルベ夏(サマータイプ) | オフホワイトやダスティーホワイトのようにグレーを含んだ落ち着いた白を選ぶと、透明感のある肌を自然に引き立て、スタイリッシュで清楚な雰囲気に仕上がります。シルバー系の小物を組み合わせれば成人式らしい華やかさも加わります。 |
イエベ秋(オータムタイプ) | バニラホワイトやクリーム色のような温かみのある白がおすすめです。レース素材やゴールドの小物と合わせると、よりエレガントで女性らしい振袖姿になります。 |
ブルベ冬(ウィンタータイプ) | スノーホワイトのような澄んだ白は、黒髪や濃い瞳とのコントラストを際立たせ、凛とした印象を与えます。赤や紫など鮮やかな色を柄や小物に取り入れると、都会的でモード感のあるコーディネートに仕上がります。 |
黒は重厚感と高級感を兼ね備え、振袖の中でも特別な存在感を放つ色です。一般的にブルベ冬の方に最もよく似合いますが、工夫次第で他のパーソナルカラーの方も着こなせるでしょう。
イエベ春(スプリングタイプ) | スプリングタイプは、顔まわりに黒を多く使うと重たい印象になりやすいため、袖や裾に黒を部分的に取り入れたデザインがおすすめです。地色はベージュや朱赤など明るいカラーにして、黒をアクセントとして使うと、軽やかさと大人っぽさを両立できます。 |
ブルベ夏(サマータイプ) | 淡い地色に黒の柄を取り入れた振袖が適しています。ラベンダーやスモーキーピンクを地にし、黒の椿や幾何学模様を合わせると、落ち着きのある大人っぽさが加わります。 |
イエベ秋(オータムタイプ) | ダークブラウンやチャコールに近い柔らかな黒が似合います。帯や小物にゴールドを加えることで、華やかさと高級感がさらに引き立ちます。 |
ブルベ冬(ウィンタータイプ) | 黒を最も得意とするタイプで、漆黒の振袖は肌の白さを際立たせ、凛とした存在感を強調します。唯一無二のクールで都会的なスタイルを表現できるのが、ブルベ冬の大きな魅力です。 |
ピンクは振袖の定番カラーでありながら、選ぶ色味やトーンによって印象が大きく変わります。可憐で甘い雰囲気から、大人っぽくエレガントな印象まで幅広く表現できるのが魅力です。
イエベ春(スプリングタイプ) | コーラルピンクやピーチピンクなど黄みを帯びた柔らかなピンクがぴったりです。小物はアイボリーやレモンイエローを合わせると、華やかでフェミニンな印象に仕上がります。 |
ブルベ夏(サマータイプ) | 青みを感じるベビーピンクやローズピンクがおすすめです。小物はくすみブルーやラベンダーを合わせると、爽やかで落ち着きのあるコーディネートになります。 |
イエベ秋(オータムタイプ) | 濃いサーモンピンクやアプリコットピンクなど深みのあるピンクが似合います。ゴールドやベージュの小物を組み合わせると、上質で洗練された印象にまとまります。 |
ブルベ冬(ウィンタータイプ) | チェリーピンクやフューシャピンクといったビビッドで青みの強いピンクがぴったりです。帯や半衿に黒や白を合わせてコントラストを強調すると、モダンで都会的な振袖スタイルが完成します。 |
パーソナルカラーを理解することは、成人式の振袖選びを成功させる大きなポイントです。イエベ春は明るく軽やかな色、ブルベ夏は涼しげで上品な色、イエベ秋は深みのある落ち着いた色、ブルベ冬は鮮やかでコントラストの強い色がそれぞれ似合います。
同じ赤や緑、白、黒、ピンクといった定番色でも、ベースによって似合い方が異なるため、自分の肌や瞳との調和を意識しましょう。
振袖は一生に一度の晴れ姿を彩る特別な衣装です。パーソナルカラーを参考に、自分らしい美しさを際立たせる一着を見つけてください。
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