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成人式で着る振袖は、せっかくなら自分に似合うものを選びたいと考える方も多いでしょう。しかし、自分にどのような着物が似合うのか分からないと、振袖選びのときも迷ってしまいます。
どのような振袖が似合うかは、着用する人のパーソナルカラーや身長・体型によっても異なります。当記事では、パーソナルカラー・身長・体型ごとに似合う振袖について詳しく解説するので、振袖選びを控えている方はぜひ参考にしてください。
目次
振袖は、色や柄、デザインによってガラリと印象が変わります。成人式で自分らしく輝くためには、「なりたい雰囲気」を明確にすることが振袖選びの第一歩です。
ここでは、代表的な5つの系統別に、その特徴を紹介します。
キュート系の振袖は、可愛らしさを前面に出し、女性らしい柔らかい雰囲気を演出できます。色は淡いピンクや水色、クリーム色などのパステル系のほか、くすみピンクやアイボリーなどの落ち着いた色味も人気です。
柄は桜や梅、牡丹などの小花柄が多く、繊細な模様を取り入れることで甘さが引き立ちます。蝶やリボン、レース模様などの洋風なモチーフも、華やかさが増すためおすすめです。帯や髪飾りなどの小物にもピンクや白、パールなどを取り入れることで、より一層キュートな雰囲気が際立つでしょう。
モード系の振袖は、伝統的なデザインに現代的な感性を融合させたスタイルが特徴です。ベースカラーは黒や深いネイビーなどのシックで落ち着いた色合いのほか、白やグレーなどのモノトーンカラーも人気です。
柄は大きめの花柄や幾何学模様など、コントラストが強く大胆なデザインが多い傾向にあります。特に、ゴールドやシルバーを効果的に使用した柄は、華やかさと個性をバランスよく取り入れられます。ベレー帽やレースの手袋、ブーツなど、ファッション性の高いアイテムを合わせることで、振袖姿が引き締まるでしょう。
レトロ系の振袖は、昔懐かしい雰囲気や伝統的な和柄を取り入れたデザインになります。色は黄色やオレンジ、赤などの原色系がベースとなるため、華やかな印象を与えます。
柄は椿や梅、菊などの花柄、市松模様、矢絣など、大胆でメリハリのあるデザインが特徴的です。ビビッドな色合いの振袖はポップに、くすみ系カラーの振袖はモダンになるなど、コーディネートの自由度が高いのも魅力です。小物は異素材や洋風のアイテムも合います。
シンプル系の振袖は、単色使いやグラデーション、バイカラーなど、控えめな色合いが主流です。ベースカラーは淡いクリーム色や落ち着いた紺色、深緑などの無地に近い色が、柄は裾や袖元にさりげなく繊細な模様やワンポイントが配置されることが多くなっています。
シンプル系の振袖は色や柄の主張が少ない分、生地の質感や素材感、光沢が際立つのが特徴です。帯や小物のコーディネート次第で、上品でエレガントな雰囲気にも、すっきりとモダンな雰囲気にも自由にアレンジできます。
エレガント系の振袖は、華やかさと気品を兼ね備えた上品なデザインが魅力です。色合いは鮮やかな赤や深みのある紺、紫、緑などが代表的で、女性らしい落ち着きの中にも艶やかな印象を与えます。
柄は牡丹や桜、鶴などの伝統的なモチーフを中心に大胆に配置し、金箔や刺繍を施して豪華に仕上げられているのが特徴です。そのため、小物にも金や銀などの華やかな色を取り入れると、エレガントな印象がより一層際立つでしょう。
振袖を選ぶときは、自分に似合う色を身につけることが大切です。自分に似合う色を知るために、自身の「パーソナルカラー」を知っておきましょう。
パーソナルカラーとは肌や瞳、髪の毛の色に調和する色のことで、イエローベースとブルーベースがあります。さらにそれぞれに2種類のタイプがあり、パーソナルカラーは以下の4タイプに分けられます。
パーソナルカラーを基準にして服を選ぶことで肌を明るく見せ、垢抜けた印象になります。振袖選びの際にパーソナルカラーを生かさない手はありません。
以下では、パーソナルカラー別にどのような振袖が似合うのか解説します。
イエベ春の方の特徴として、春の花を思わせる明るくて華やかなイメージであることが挙げられます。
透明感があり明るく黄みのある茶色の瞳や髪の毛が特徴です。また、肌の色は黄みを帯びており、色白の人が多い傾向にあります。全体的に明るい雰囲気で、透明感があり、黄みのある色がよく似合います。
反対に、寒色系やくすみカラー、ビビッドカラーは不得意で、暗い印象になったり派手に見えたりします。
イエベ春の方は明るく鮮やかな色が似合います。おすすめの振袖の色は以下の通りです。
ブルベ夏の方の特徴として、上品で優しげなイメージであることが挙げられます。
柔らかい黒や、やや赤みのある茶色の瞳や髪色が特徴で、肌の色はピンク味を帯びている人が多いのが特徴です。
淡く優しげなカラーが得意なブルベ夏の方は、青みのある淡い色がよく似合います。スモーキーなくすみカラーとも相性抜群です。
黄みのある色や鮮やかな色は苦手で、顔色が悪く見えてしまうこともあります。
ブルベ夏の方におすすめの振袖の色は以下の通りです。
イエベ秋の方の特徴として、紅葉のように温かみのあるシックなイメージであることが挙げられます。
ダークブラウンの瞳や髪色をしており、奥深く落ち着きがあります。肌の色は黄みがかったマットな質感で、日に焼けると小麦色になりやすい点も特徴の1つです。
イエベ秋の方は低彩度・低明度のこっくりとした深みのある色が得意です。深みのある色を身に纏うと、上品で華やかな印象になります。
一方で、明るく鮮やかな色や青みのある色はくすんだ顔色に見えてしまうので不向きです。
イエベ秋の方におすすめの振袖の色は以下の通りです。
ブルベ冬の方の特徴として、洗練された個性的な雰囲気を持っているということが挙げられます。
真っ黒に近い瞳の色や髪色をしており、黒目がくっきりしています。透明感のある色白な肌をしており、日本人では珍しいタイプです。
ブルベ冬の方はメリハリがあり、鮮やかでクリアな色が得意です。大人っぽい暗めの色や原色系の鮮やかな色味を上手に着こなすことができ、モード系の凛とした美しさを引き立たせます。
一方、暖色やパステルカラーは苦手で、パッとしない仕上がりになってしまいます。
ブルベ冬の方におすすめの振袖の色は以下の通りです。
身長や骨格タイプなどの体型によっても、似合う振袖の色や柄は異なります。体型に合ったサイズや色、柄を選べば、気になる部分をカバーしつつ、より美しく魅せることが可能です。
ここでは、身長や体型ごとの振袖の選び方について解説します。
高身長の方に似合う振袖の特徴は、「濃い色」「大柄」のデザインです。身長の高さを活かし、華やかで艶やかな雰囲気になります。
身長が高いので生地面積が広く、華やかな総柄や鮮やかな濃い色などの大胆なデザインも美しく着こなせます。一方で、小さな柄では寂しい印象に感じることもあるので注意しましょう。
また、コントラストのはっきりした鮮やかな色味がよく似合い、赤や黒などの色味を大人っぽく着こなせるのも特徴です。複数の色が使われたトレンドのレトロポップ柄もカッコよく着こなせます。
低身長の方は可愛らしさを生かした振袖選びがおすすめです。「淡い色味」「小さな絵柄」が得意で、低身長の方の魅力を最大限に引き出してくれます。
小さな花柄モチーフなどは体型を引き立たせ、可憐な雰囲気になります。縦のラインを強調する斜めやストライプ柄もスタイルをよく見せられるのでおすすめです。
また、淡い色は膨張色のため、体型のバランスを整え大人っぽい印象になります。しかし淡い色は全体的にメリハリがなく幼く見える可能性もあるので、濃い色の帯を使って引き締めると程よく大人っぽい印象になります。
細身の方はボリューム感が出る振袖を選びましょう。「柔らかい色」「華やかで広がりのある絵柄」の振袖を選ぶと女性らしいふっくらとした印象になりボリュームが出ます。
オレンジ系やピンク系のパステルカラーがよく似合い、優しく柔らかい雰囲気になります。寒色系は身体をより細く見せてしまうので要注意です。また、小さい絵柄では寂しい印象になるため、総柄や総絞りなど、華やかに横に広がるデザインを選びましょう。
帯を大きく結んだりショールを使ったりすれば、さらにボリューム感を出せます。
ふくよかな方は引き締め効果のあるデザインの振袖がおすすめです。「濃い色」「縦のラインを強調する色」を選べば身体のラインを綺麗に見せられます。
膨張色である明るいトーンの色や暖色系の色よりも深みのある寒色系で濃い色の方がすっきりとした印象に見えます。黒と白、赤と黒などのコントラストがはっきりしている色味もシックに着こなせるのが特徴です。
また、斜めの柄やストライプのデザインは縦長効果で細見えさせることが可能です。上半身の柄は控えめで、裾に絵柄があるデザインの方が全身がすっきりとして見えます。
振袖は、ベースカラーによって与える印象が大きく変わります。自分らしい色選びをするために、それぞれの色が持つ特徴や印象を押さえておきましょう。
赤色は、振袖の定番カラーとして古くから多くの女性に選ばれている色です。明るく華やかな印象を与えるため、成人式のような人生の節目にふさわしい色とも言えます。
また、赤は古来厄除けや魔除けの意味合いも持つ、晴れの日にぴったりの縁起のよいカラーです。赤系の振袖は、白や金などの明るい色の花柄と組み合わせることで、より一層華やかで若々しいイメージが引き立つでしょう。
青系の振袖は、色味のトーンによって幅広い印象を演出できるのが魅力です。淡い水色の振袖なら爽やかで透明感のある雰囲気に、濃い紺色の振袖は知的で落ち着いた雰囲気になります。
また、ターコイズブルーのような鮮やかな青系統なら、明るく元気な印象を与えられます。青系の振袖は白や銀色の花柄が特に映えやすく、コントラストを生かしたデザインが多いのも特徴です。
黄系の振袖は、明るく元気な印象を与えるため、成人式という晴れの日にぴったりの色合いです。淡く柔らかなクリームイエローやレモンイエローは清楚で優しい雰囲気を引き立て、可憐で女性らしい印象になります。
また、からし色や山吹色などの深みのある黄色なら、落ち着いた大人っぽさを演出でき、シックな着こなしを楽しめます。黄系の振袖には、椿や牡丹、菊などの華やかな柄が映えるため、鮮やかな帯や小物と合わせるとより存在感が際立つでしょう。
緑系の振袖は、爽やかさや清潔感があり、知的で品のある印象を与えられるのが特徴です。若草色やミントグリーンなどの淡い緑色をベースにすれば、フレッシュで優しい雰囲気が生まれ、成人式の初々しい魅力を引き出せます。
一方、深みのある織部色や抹茶色のような落ち着いたトーンなら、大人っぽい洗練された雰囲気をまとえるでしょう。緑系の振袖は、白や金、ピンクなどの淡い色の花柄との相性がよく、帯や小物の色使いによって可愛らしくも上品にも自在にコーディネートが可能です。
紫系の振袖は、昔から高貴で神秘的な印象を持つ色として、日本人女性に愛され続けてきました。赤みがかった明るい紫色なら華やかさや可愛らしさを、紺色に近い深い紫色なら上品で落ち着いた大人の女性を表現できます。
また、紫は肌なじみがよく、日本人の肌色を美しく引き立てるのも魅力の1つです。振袖の柄には白や金、淡いピンクの花模様などを組み合わせると、より高級感が増して美しく映えるでしょう。
茶系の振袖は、落ち着いた上品さと温かみが特徴のカラーです。濃いめのブラウンはクラシカルでシックな雰囲気を、淡いベージュやクリーム色は柔らかく親しみやすい雰囲気を演出します。
茶系の振袖は帯や小物で差し色を加えると、高級感を引き立てることが可能です。たとえば、帯はゴールドやアイボリー、淡いピンクなどの暖色系を選ぶと、華やかさがプラスされます。小物は帯と色を統一するか、濃紺や深緑、赤などのアクセントカラーを取り入れると、シンプルながら上品で洗練されたコーディネートになります。
白系の振袖は、清楚でピュアな印象を与えるため、新たな門出を迎えるのにふさわしい色と言えるでしょう。特に白は柄や刺繍の美しさを際立たせるため、柄にこだわりがある方にもおすすめです。
小花柄なら可憐で女性らしい印象に、大柄の模様なら一層豪華な雰囲気を演出できます。また、白色にはレフ版効果があると言われており、肌を明るく美しく見せてくれるため、写真撮影の多い成人式や前撮りの際にも最適なカラーです。
黒系の振袖は、高級感とクールな印象を与えるため、成人式で周囲と差をつけたい方にぴったりです。黒はどのような色とも相性がよく、小物の合わせ方によって凛とした強さの中に個性を演出できます。
たとえば、帯や小物にはゴールドやシルバー、鮮やかな赤を選ぶと、より一層振袖の存在感が際立ち、個性的で洗練されたコーディネートが完成します。また、黒は肌色を美しく引き立ててくれる効果も期待できるため、写真撮影でも映えるでしょう。
人それぞれ似合う振袖のデザインは違います。振袖の種類は数えきれないほど多くありますが、その中から自分に似合う振袖に出会うためには、以下のポイントを意識してください。
・なりたいイメージをはっきりさせる
「こうなりたい」という明確なイメージを決めていた方が振袖は選びやすくなります。可愛い印象がよいか、上品な印象がよいかなどの好みを考えておけば、振袖だけでなくメイクや髪型のイメージもつきやすいです。
・小物や髪飾りの合わせ方を工夫する
帯や帯揚げ、重ね衿などの小物は、振袖の柄に含まれている色を選ぶと全体の統一感が高まり、美しい仕上がりになります。また、髪飾りは振袖の柄と同じ色味を取り入れることで、より一層華やかでまとまりのあるコーディネートに仕上がります。「最近ではパールやレースなどの洋風テイストの小物を合わせ、個性を表現するスタイルも人気です。
・第三者の意見を聞く
迷ったときは第三者の意見を聞いてみましょう。振袖レンタルでは成人式の振袖選びのプロであるスタッフと相談しながら似合う振袖を選べるため、納得のいく振袖に出会えます。家族や友人と相談したり、お店のスタッフの方にアドバイスをもらったりすると、新たな発見があるかもしれません。
振袖は、自身のパーソナルカラーや身長・体型などによって似合うデザインが異なります。高身長の方は大きな柄、身長が低めの方はかわいらしい小さな柄にするなどを選ぶとよいでしょう。
振袖を選ぶときは、最初にどのようなコーディネートをしたいかをイメージしておくのがおすすめです。上品な着こなしにするか、かわいらしい着こなしにするかを決めておくと、振袖も選びやすくなります。一人で決めきれない場合は、家族や友人・スタッフに相談してみましょう。
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