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2023/06/06
成人式の振袖を思い浮かべた時に、どんな色を思い浮かべますか?最近の振袖はさまざまな色や柄があり、見ているだけで楽しい気持ちになりますね。ここでは、成人式の振袖の色として長く人気を誇る「白色」について紹介していきます。白色の振袖が気になっている方も、そうでない方も、試着の際にぜひ参考にしてくださいね。
白色と一言で言っても、白には200色ものバリエーションがあると言われています。明るさの違いにより微妙に色味に差が出ることで、それほどの種類があるのでしょう。ここでは、そんな白色の定義やイメージについてお伝えしていきます。
清潔感のあるまっさらな白色の振袖は、着る人を選ばない万能な色と言えます。肌の色を美しく見せるハイライト効果もあります。その一方で白色は膨張色とも言われ、振袖においても太って見えてしまうのではないか、、、と、心配な方も多いのではないでしょうか。振袖の場合、その心配はいりません。なぜなら、振袖は柄の色や大きさ、小物の色など着こなしやコーディネートですっきりとした着姿を演出できるからです。コーディネートの幅が広いことも、白色の振袖の特徴と言えます。
ここまで「白色」について、特徴や与える印象、イメージなどをお伝えしてきました。では、白色は実際どんな人に似合う色なのでしょうか。ここでは、白色の振袖を魅力的に着こなすための方法や、似合わせ方についてお伝えしていきます。
パーソナルカラーとは、生まれ持った肌の色と雰囲気が調和した色のことをいいます。最近は、着る服やメイクなど、パーソナルカラーを参考に選ばれる方も多いのではないでしょうか。パーソナルカラーは大きく、黄みを含んだあたたかい色が似合う「イエローベース」と、青みがかった涼しげな色が似合う「ブルーベース」の2種類に分けられます。白には200色もの種類があるという話をしましたが、イエローベース、ブルーベースそれぞれに似合う白色が存在します。イエローベースの方には黄みの強い生成りやアイボリー、ブルーベースの方には純白がおすすめです。ですが、実は白色には「誰にでも似合う色」があるのです。それは、ずばりオフホワイトです。オフホワイトは、先ほどお伝えした生成りやアイボリーと純白の中間色にあたります。ですので、どちらのパーソナルカラーの方にも似合う色と言われているのです。オフホワイトは、真っ白ではない少しくすんだ色味がトレンド的にもおしゃれです。白色の振袖を着てみたいけれど、迷っている方は、まずオフホワイトの振袖を探して試着してみるのもいいですね。
白色は、ベーシックカラーのひとつであるため、どんな色と合わせてもコーディネートが決まります。持っているイメージをもっとも形にしやすい色とも言えるのではないでしょうか。小物の色次第でさまざまな印象を演出できます。ピンクでかわいらしく、赤で華やかに、黒で大人っぽく、ブルーでクールに。コーディネートが無限に楽しめる振袖と言えるでしょう。
ここまで、白色についてさまざまな視点から解説をしてきました。では、実際今人気の白色の振袖にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、今トレンドの白色の振袖を紹介していきます。
優しくあたたかみのある印象のアイボリー地に、ペールトーンで統一されたブーケのような花々が品良く、大人っぽい着こなしをしたい方にぴったりです。帯や小物に使用する色を絞ることで、コーディネートにまとまりが出ます。
高級感のある白地に、同系色で描かれた花々が儚く清楚で品のある振袖。先ほど紹介したアイボリー地の振袖と比べると、スタイリッシュで引き締まった印象がありますね。同じ白色の振袖でも、このように印象の違いが出るのです。コーディネートとしては、あまり色味に派手さを出さず、トーンを揃えることで高級感を演出しています。
写実的な色とりどりの花々が、やさしい印象のアイボリー地にぴったりの振袖。大人っぽさとかわいらしさの両方が欲しい方にぴったりの欲張りな振袖です。ヘアーは編み下ろして少しカジュアルにしても、よりかわいらしさが引き立つのでおすすめです。
品のある白地に、御所車や花々の正統派な古典柄が魅力的な振袖は、絞り風の模様がポイント。袖や裾の赤と黒の染めもポイントで、全体的に白っぽくなるのが気になる方にもおすすめの白色の振袖です。正統派の古典の振袖には、王道のコーディネートが映えますね。老若男女に愛されるスタイルです。
象牙のようなアイボリー地に、様々な模様の鞠がかわいらしい印象の振袖。正統派な古典柄でありながらも、厳かすぎず、コーディネートの楽しみもある一枚です。肩に咲く桜の花もかわいらしさをより引き立てます。
洋花がクールな印象の振袖は、白地であることで品の良さを演出できます。モダン柄はクールであり、かっこよさが魅力ですが、落ち着いた雰囲気もプラスできますね。コーディネートとしては、柄の色と小物の色を合わせ、統一感を意識すると洗練された印象になるでしょう。
今回は、白色そのものの特徴や印象について、また、さまざまな白色の振袖について紹介しました。参考になりましたでしょうか。白色は合わせる帯や小物の色に困らない、誰でも挑戦しやすい万能な色です。色味の微妙な違いや柄のテイストで、自分だけの振袖コーディネートやスタイルをつくれます。気になる白色の振袖があれば、実際に試着をして比較・検討し、自分に似合うベストな一枚を、一生に一度の成人式に選び、大切な思い出に残しましょう。