スタッフブログ
成人式には多くの女性が振袖を着て参加しており、2023年に出張撮影サービス「OurPhoto」が行った調査では女性の9割が和装を選んでいます。
(出典:PRTIMES「成人式最新実態調査2023」/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000216.000049287.html)
周囲の誰もが振袖を選ぶのを見て、スーツを着ると浮いてしまうのではないかと心配になる方もいるでしょう。しかし、スーツには振袖と違った魅力があるため、スーツを着て成人式に参加する方は一定数存在します。
この記事では女性が成人式にスーツで行っても浮かない理由や、スーツを着るメリット・デメリット、スーツを選ぶ際のポイントについて解説します。
目次
現状の成人式では振袖を着る女性が大半で、スーツを着る人は少数派です。地域や自治体によっては、ほぼすべての女性が振袖を着ていることもあります。
ただし、成人式に参加する女性の服装に厳密なルールは存在しません。市販のレディーススーツやオーダースーツも、成人式に対応できるアイテムです。中には、パンツスーツで成人式に参加する女性もいます。
スーツスタイルで参加したいものの会場で浮くことを不安に感じる場合は、コーディネートやヘアアレンジを工夫しましょう。たとえば、胸元にコサージュを付けたりデザイン性の高いブラウスを選択したりすれば華やかな場に馴染む上、振袖とは異なる形で自分の魅力をアピールできます。
成人式には現状として振袖で参加する女性が大半であるものの、スーツを着る人は年々増加しているとも言われます。多様性やジェンダーレスを尊重する風潮も受けてさまざまな場面における服装の自由度は高まっていることから、スーツを着る人が今後より増加する可能性もあるでしょう。
女性が成人式にスーツを着るメリットは主に、以下4点です。
・レンタル、購入費用が安い
・成人式以降も活用しやすい ・準備の負担を軽減できる ・着崩れが気にならない |
振袖を着ると多くの場合、レンタルしても20万円程度以上、購入すると30万円程度以上の費用がかかります。スーツの場合はオーダースーツを購入したとしても、安いものであれば数万円程度の費用に抑えることが可能です。
汎用性の高いデザインのスーツを選択すれば成人式以降、ビジネスシーンで利用できます。華やかな色のスーツを選択する場合には、大学卒業パーティーなどのイベントで利用できるでしょう。スーツには年齢制限がないことから子供の入学式・お宮参りなど、母親になった後のイベントにおいても利用できます。
振袖を選択すると、専門店での着付けやヘアメイクが必要です。成人式当日までの事前準備として、着付けで使用する小物を揃えたり専門店の予約を行ったりする手間も発生します。スーツの場合は自分で着替えできるため、準備の負担の軽減が可能です。
さらに、スーツを着ると、成人式の途中で襟元の緩みや胸元のたるみを気にする必要がありません。成人式の後に同窓会がある場合は着替えることなく、スムーズに参加できます。
成人式は、一生に1回しか参加できない特別な式典です。女性がスーツを着る場合は以下のデメリットがあることを理解した上、後悔しない判断かを考えましょう。
・地味な印象を持たれやすい
・特別感や新鮮味を出しにくい ・成人式当日に振袖写真を撮影できない |
色鮮やかな振袖を選択する女性が多い中でスーツを着ると、地味な印象を持たれてしまうケースもあります。その反面、スーツに対して「シンプルでかっこいい」という感想を持つ人もいるため、多様な価値観や感性があることを理解した上で服装を選択しましょう。
また、スーツを着る機会は、成人式以外にも豊富です。スーツを着る場合は生地やデザイン選びにこだわったりコーディネートを工夫したりしないと、特別感や新鮮味を演出できない可能性があります。
スーツを着る女性も、前撮り撮影で振袖写真を残すことは可能です。しかし、成人式当日に地元の友人と振袖姿での記念撮影を行えず、想い出を振り返るタイミングで寂しく感じる可能性は否めません。
フォーマルウェアとしてのスーツはオーバーサイズを避けて、体型に合うアイテムを着ることが基本です。スーツを準備する際には以下の点に注意してアイテムを探してください。
・ジャケットの着丈はヒップの半分程度が隠れる長さ
・袖丈は腕を下ろした状態で手首の1~1.5cm程度下までが隠れる長さ ・ジャストサイズの肩幅 |
前のボタンを閉めた時のシルエットは、シワができていないこと・胸元が不自然に広がらないことを確認しましょう。女性の場合はバストサイズによってシルエットが崩れる可能性もあることから、購入前に試着をすると安心です。
成人式にリクルートスーツを着る女性もいるものの、地味な印象になりやすく、避けることが無難です。リクルートスーツを着たい場合はアクセサリーやコサージュで華やかさを出し、特別感を演出するとよいでしょう。
そもそも成人式は、新成人になったことを祝福する格式高い式典です。スーツを着る場合であってもTPOを意識し、趣旨に合うアイテムやコーディネートを選択しましょう。女性の場合はブラウス、コート、靴、アクセサリーなどの選択にも気を配り、コーディネートを検討する必要があります。
成人式のスーツはサイズの合うもので、華やかに着こなせるアイテムを選択するとよいでしょう。サイズの合うスーツを着るとスタイルがよく、シャープな印象に見せられることが理由です。白・ライトグレー・ベージュなどのように明るい色のアイテムを選択すれば、式典の場に合わせた華やかさも演出できます。
ジャケットに組み合わせるブラウスは、スーツに合うデザインのアイテムを選択しましょう。落ち着いた色合いのスーツには白もしくはパステルカラーのブラウスを組み合わせると、華やかさを演出できます。
胸元の大きく開いた露出の多いブラウスは、成人式にはミスマッチです。色柄やデザインが極端に派手なブラウスも、成人式では避けることをおすすめします。
振袖に見劣りしない華やかさを演出するためには、コサージュを付ける方法もあります。鎖骨のやや上部にコサージュを付けると顔周りが華やぎ、明るい印象に見せることが可能です。コサージュの色は、薄いピンクやシルバーグレーなどを選択するとフォーマルな印象に見せられます。上品さや高級感を重視する場合は、生花を飾る方法もよいでしょう。
スーツと組み合わせるネックレスはパール系がおすすめです。ピアスやイヤリングを付けたい場合はネックレス同様のパールで揃えると上品さを維持しつつ、華やかさを演出できます。
普段通りの髪型では成人式の特別感を出しにくいため、スーツの雰囲気に合わせてヘアアレンジも工夫しましょう。
以下は、フォーマルな場にも適したヘアアレンジの具体例です。
・シニヨン
・ローポニー ・編み込み ・ハーフアップ |
ショートヘアやボブの女性には、毛先をカールさせたり前髪を上げたりするヘアアレンジがおすすめです。ヘアアレンジする際には事前によくブラッシングし、ヘアオイルやトリートメントを馴染ませて、艶のある質感に仕上げてください。ヘアアレンジが苦手な人は振袖を着る場合同様に美容室を予約し、美容師に相談すると安心です。
成人式に着ていく服装にルールはないため、スーツを着て成人式に参加することはできます。スーツを着れば費用が抑えられるほか、成人式以降もフォーマルな場で活用でき、準備に手間がいらず、着崩れの心配もありません。ただし、地味な印象を持たれやすく、成人式という一生に一度の場で特別感を出しにくい点はデメリットです。
スーツを着て成人式に行くときは、華やかな印象を与えるスーツやブラウス、ヘアアクセサリーを選びましょう。また、スーツに合ったヘアアレンジをして、特別感を演出するのがおすすめです。