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2023/01/15
成人式が近くなってくると、どんな振袖を着ようかな?と、下見や準備を検討し始めますよね。振袖を決める際は、振袖だけでなく小物も一緒に決める必要があります。合わせる小物によって雰囲気や印象が変わるため、振袖のコーディネートはとても重要です。ここでは、着姿の中心に位置する「帯揚げ」と「帯締め」についてご紹介します。帯揚げと帯締めについて知っていただき、是非振袖のコーディネートを楽しんでくださいね。
帯揚げ・帯締めとは、名称に「帯」とついているだけあって、帯に関連する小物だということは伝わりますね。帯揚げと帯締めは、振袖のコーディネートを担う重要な小物ですが、それだけでなく、振袖を着るためにも大切な小物です。ここでは帯揚げと帯締め、それぞれの詳しい説明と役割について解説していきます。
帯揚げとは、帯結びを保ち綺麗に見せるために使用します。正面から見たときに帯の上に見えます。振袖の場合、帯揚げは思い切り見えるように着付けをすることが多く、コーディネートのポイントとなります。近年トレンドのくすみカラーを取り入れた帯揚げも見かけるようになり、ワントーンコーデなどおしゃれなコーディネートにもぴったりです。
帯締めとは、結んだ帯が緩まないように帯の上に結ぶ紐のことです。洋服でいえばベルトのような役割を担っています。着姿の中心に位置する小物なので、コーディネートの上でも重要なポイントとなります。最近では、おしゃれでかわいいデザインの帯締めも増えています。
昨今、振袖の流行やコーディネートは多様化しているため、TPOなどの決まりごとはありません。振袖は、未婚女性の第一礼装であり、様々な着物の中でも格式の高い着物であるので、コーディネートとして成立し、おしゃれであればどんな帯揚げや帯締めを付けても問題ないのです。なりたいイメージや振袖の色柄に合わせて、自分らしい振袖スタイルを完成させてくださいね。
先ほど述べたように、振袖の帯揚げ、帯締めに決まりごとはありません。最近は、振袖用として様々な帯揚と帯締めが登場しています。ここでは、流行のものから定番のものまで様々なタイプを紹介していきます。
ここまで、帯揚げと帯締めについての解説や、人気のタイプなどお伝えしてきました。では、実際に振袖とコーディネートした場合はどのようなイメージになるのでしょうか。ここでは、振袖のタイプ別におすすめのコーディネートを紹介していきます。
定番人気の古典柄の振袖。クラシカルな印象を残しつつも、なりたい雰囲気に合わせて様々な着こなしをしたいですよね。古典柄のコーディネート例をいくつか紹介します。
帯揚げを2種類使用したスタイル。ねじることでボリュームを出し、高級感をプラスします。モノトーンの飾り付き帯締めで上品さも兼ね備えています。
落ち着きのある渋めの帯揚げでも、ラメのような銀糸が入ることでポイントになります。帯締めも結び方で華やかさを出せます。
オレンジ地に色柄も賑やかな振袖で、一見合わせる小物を迷ってしまいがちですが、柄の色に合わせて選ぶとまとまりが出て良いです。竹や松のグリーンに合わせた帯揚げでまとまりを出しています。リボンのような結び方にすることで、ポップさも出ますね。帯締めも大きめなモチーフで、振袖に負けないインパクトがあるものを使用するとイメージに合います。
近年はモダン柄の振袖や無地感の振袖など個性的な振袖も増えており、コーディネートに悩む方も多いかと思います。ここでは、モダンや無地感の振袖のコーディネート例をいくつか紹介します。
ニュアンスカラーに洋花が華やかなモダンの振袖にも、2種類の帯揚げを使用しています。ホワイトとブルーのコントラストがはっきりしていて個性的な着こなしになります。帯締めもニュアンスカラーで合わせると、統一感が出ますね。
帯揚げの色を振袖や帯のトーンと合わせ、あえて目立たせない見せ方もおしゃれです。レース部分を広く見せることで、異素材の立体感が際立ちます。全体的に淡い色合いの振袖なので、からし色の帯締めが引き締まります。
モノトーンでシックな振袖には、ワンポイントで色を加えると、統一感のある洗練されたコーディネートが叶います。袖口やネイルなどの色を取り入れると、より全体的におしゃれ感が出ます。質感に特徴のある帯揚げを使うのも良いです。
帯揚げ・帯締めについて、参考になりましたでしょうか。帯揚げと帯締めは振袖姿のちょうど真ん中にくるアイテムですので、コーディネートのポイントとしてとても重要な役割を担っています。是非、振袖を試着する際は、帯揚げ・帯締めにもこだわって、自分だけのコーディネートを探してみてくださいね。