赤色編｜もう色で迷わない！自分に似合う振袖が見つかる選び方ガイド

成人式が近付いてくると、やはり気になるのはどんな振袖を着ようかな、ということではないでしょうか。さまざまな振袖ショップから届く振袖カタログや、各ショップのHPにはたくさんの色の振袖が掲載されています。近年の振袖はさまざまな色柄があり、見ているだけで楽しい気持ちになりますよね。ここでは、振袖の色の中でも、長く愛されている王道の色「赤色」について紹介していきます。赤色の振袖が気になっている方は必見です。是非、試着の際の参考にしてくださいね。

赤色ってどんな色？

「振袖と言えば赤色！」という人も多い、振袖の定番色である赤色。人気の色であるが故に、人とかぶるのでは・・・という気持ちになる方もいるのではないでしょうか。ここでは、そんな赤色の定義やイメージについてお伝えしていきます。

• 赤色の特徴
  赤色は暖色のひとつです。語源は「明（アカ）るい」に通じるとされており、その言葉通り、明るくはつらつとした色ですね。赤色と一言で言っても、黄みを帯びた鮮やかな赤色である朱赤や、紫を帯びた暗い赤色であるワインレッドなど、同じ赤色でも明度や彩度が違うことで、さまざまな色味があるのです。
• 赤色の与える印象
  赤色は、活動的・情熱的・感情的なイメージを持ち、アグレッシブな強いエネルギーを感じさせる色です。インパクトのある色であり、前向きな印象をもたらすことができます。 赤色を取り入れることによって、元気ややる気が芽生えたり、周りへパワーも与えられる、とてもポジティブな色と言えるでしょう。
• 振袖における赤色のイメージは？
  赤色には、古くから太陽や炎の力が宿っているとされ、魔よけの意味があると言われています。 成人式という人生の門出に着用するに相応しく、縁起も良いため、老若男女に長年愛されているのでしょう。明るくパワーのある色なので、一目で華やかさを得られる振袖です。また赤色は、洋服で挑戦するにはなかなか勇気のいる色だと思う方も多いかもしれません。振袖にはさまざまな色柄が存在するため、派手さを感じることも少ないので、普段赤色を身に着けない方も、自分が主役である成人式に赤色の振袖を選んでみてはいかがでしょうか。

どんな人に似合う色なの？

ここまで赤色について、特徴や与える印象などお伝えしてきました。では、赤色は実際どんな人に似合う色なのでしょうか。ここでは、赤色の振袖を魅力的に着こなすための方法や、似合わせ方についてお伝えしていきます。

パーソナルカラーは関係ある？

パーソナルカラーとは、生まれ持った肌の色と雰囲気が調和した色のことをいいます。最近は、着る服やメイクなど、パーソナルカラーを参考に選ばれる方も多いのではないでしょうか。パーソナルカラーは大きく、黄みを含んだあたたかい色が似合う「イエローベース」と、青みがかった涼しげな色が似合う「ブルーベース」の２種類に分けられます。実は赤色は万能な色で、明度や彩度の違いによって、それぞれのパーソナルカラーに合う赤色があります。イエローベースの方であれば黄みのあるコーラルレッドや朱赤、ブルーベースの方であれば、深みのあるボルドーやワインレッドがおすすめです。赤色の振袖で、血色感を出すことで生き生きとした肌艶に魅せることも可能です。

ほかの色との合わせ方は？

赤色はインパクトの強い色です。コーディネートをする際おすすめの色は、近年流行しているくすみカラーです。馴染みがいいので赤色の強い印象を和らげることができます。また、黒色や白色などはっきりとした色を合わせると、赤色をより印象付け、引き立ててくれます。

トレンドの赤色振袖３選！

ここまで、赤色についてさまざまな視点から解説をしてきました。では、実際に今人気の赤色の振袖にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、今トレンドの赤色の振袖を紹介していきます。

大人っぽい雰囲気が好きな方

バーガンディーのような、深みのある赤色がおしゃれな振袖は、落ち着いたイメージを演出するのにぴったりです。モダンな花々が、落ち着いた中にも可愛らしさを表現していますね。帯に黒色を持ってくることで、コーディネートが引き締まり、より大人っぽさが引き立ちます。

かわいらしい雰囲気が好きな方

鮮やかな赤色が、フレッシュでかわいらしい振袖。丸みを帯びた色とりどりの饅頭菊が、よりかわいらしさを際立たせます。鮮やかな赤色は肌を明るく魅せますね。振袖の柄にさまざまな色が入っているので、小物の色づかいも同様に、多色を使ってもバランスが取れます。

華やかな赤色に市松模様がかわいい振袖は、人とかぶりたくない！という気持ちにも応えられる、少し個性的な一面もある一枚です。暖色のふんわりした花とモノトーンの松や竹が対称的で目を引きます。衿に黒色を持ってくることで、メリハリがある気姿になります。

古典が好きな方

深みのあるボルドー色に、浮き出るような菱形の地紋が高級感のある振袖。振袖全体に描かれた花々が豪華絢爛な一枚。柄が全体にあることで、地色の赤色が目立たなくなるので、赤色が苦手な方にもおすすめです。髪飾りのリボンと帯揚げの色を統一して、コーディネートのアクセントにするのもいいですね。

落ち着いた赤色に正統派な古典柄が映える振袖は、成人式というおめでたい一日にふさわしい、振袖らしい一枚ですね。衿や帯を白色で統一することで、赤色のインパクトを中和させ、コーディネートに爽やかさが出ます。

まとめ

今回は、赤色そのものの特徴や印象について、また、さまざまな赤色の振袖について紹介しました。参考になりましたでしょうか。赤色は、明度や彩度が違うことで、万人に似合う、とても万能な色です。振袖の色としては定番と思われがちな赤色ですが、さまざまな色味や与える印象があることで、振袖選びも楽しめると思います。気になる振袖は、実際に試着をして比較・検討し、自分に似合うベストな一枚を、一生に一度の成人式に選び、大切な思い出に残しましょう。