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成人式の振袖を選ぶときは、試着をすると自分に似合う振袖と出会いやすくなります。しかし、振袖の試着をしたことがないという方は、試着をどのように行うのか、何か準備が必要なのか分からないという方もいるでしょう。
当記事では、振袖の試着時の服装について詳しく解説します。避けたほうがよい服装や、試着時に気を付けたいポイントも紹介するので、成人式を控えレンタルを検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
振袖専門店やレンタル店で振袖を選ぶときは、必ず試着をしましょう。洋服とは異なり、ぱっと見では色や柄が自分に合っているか、丈が合っているかが分かりにくいためです。
丈は多少の調整はできるものの、合わないサイズだと動きにくく、袖が地面についてしまう可能性もあります。また、丈が短すぎると腰の部分で布を二重に折りたたむ「おはしょり」が作れなくなるため、自分に合ったサイズを選ぶことが必要です。
さらに、写真などを見て気になった色や柄の着物が、実際に袖を通してみると「何か違う」と感じることもあります。色や柄によっては、表情が暗く見えたり、派手すぎると感じたりしてしまいます。振袖は必ず試着して、自分の雰囲気と合っているかを確認しましょう。
振袖を着る際は、帯、髪飾り、バッグなど着物周りの小物も一緒に選びます。着物全体に柄が施された振袖は、合わせる小物次第でイメージが変わります。どのようなイメージになりたいか、どのような振袖小物を組み合わせるとよいかなど、試着で確認できることは多数あります。
振袖の試着では、振袖のデザインが自分に似合うか確認したり、成人式当日にしっかりと体に合う振袖を用意するため体のサイズを測ったりします。そのため、振袖を着用する際の服装は適切なものでなければなりません。
以下では、試着時の服装に気をつけるべき理由を詳しく解説します。
成人式当日は肌着の上に長襦袢や振袖などを着用しますが、試着では振袖を汚さないように、また着付けの時間を短縮するために洋服の上から振袖を着用します。
厚手の服やフード付きの服は振袖が正しく体に沿わないため、実際のサイズ感やシルエットを確認しづらくなってしまいます。本当に振袖が自分に似合っているのかという判断もしにくくなってしまうため、服装は適切なものを着用しましょう。
振袖は洋服のようにストレッチ性があるわけではないため、体のサイズにあったものを仕立てなければなりません。試着の際には自分の体型に適したサイズの振袖を仕立てるために、身丈や裄、肩幅、腰回りなどを測ります。
測定の際に服が適切なものでないと、サイズが正確に測れず大きいサイズの振袖に仕立ててしまうこともあるでしょう。サイズがあっていないと見栄えが不自然になったり、成人式当日の着付けが難しくなったり、着崩れしやすくなったりしてしまうこともあるため、体にあった振袖を仕立てるためにも適切な服装で試着をしましょう。
成人式振袖を試着するときは、ボリュームを抑えた服装を心がけましょう。試着時は、服の上から振袖を合わせるケースが多いためです。当日の服装によっては、スタッフが本来の体型をイメージできず、ベストな振袖が選べなくなる可能性もあります。
試着の予約をするときは、服装について予約時に確認しておくと安心です。具体的にどのような服装で行くとよいのか、おすすめのスタイルを紹介します。
振袖の試着では洋服の上から振袖を試着したり、仕立てるために体のサイズを測ったりするため、トップスは体にフィットした服を着用しましょう。自分の体型よりも大きいサイズの服で試着をしに行ってしまうと、正しく体のサイズを測れない可能性があります。
振袖レンタルの試着時は、胸元がすっきりした洋服を選びます。着付けの際、衿合わせは着物の印象を左右する重要なポイントです。着用時の雰囲気を確認するためにも、振袖の胸元から洋服が見えないようにしましょう。
また試着時には、試着用に作られた衿をつけて振袖のイメージを確認します。胸元にボリュームのある服装では衿がつけられないので衿元が広くデコルテが見えるような服装がおすすめです。
胸元がスッキリしたトップスで試着をすると、肌の色が着物の色柄と合っているか、着物の衿をどのくらい開ければよいかなど、着付けに欠かせない注意点も確認しやすくなります。
試着時の洋服は半袖や七分袖がベストです。着物は1人ひとりの体型ごとに、袖口から手首が出すぎず美しく見える位置が決まっています。振袖の袖口から洋服の袖が見えると、着用イメージがしにくくなるので、試着時は袖が短い洋服を着ていきましょう。
冬場の寒い期間に振袖の試着をする場合は、半袖や七分袖を着るのは難しいこともあります。やむを得ず長袖を選ぶときは、袖をまくりやすい服装を選びましょう。
振袖の試着は、ボリュームを抑えたボトムで試着に臨むのがおすすめです。着物の横幅を指す「身幅」のサイズを確認しやすくなります。
着物は、布を体に巻き付け、美しく見えるように整えて着用するものなので、試着では身幅を合わせて腰回りがすっきり見えるように調整します。下半身にボリュームのある洋服を着用していると本来の体型が分からなくなってしまうため、体の線が確認できるような、生地に厚みがない細身の洋服を選びましょう。具体的には、スキニーパンツやタイトスカートなどがおすすめです。
振袖を試着するときは、避けたほうがよい服装がいくつかあります。体型が隠れてしまうもの、肌の露出が多いものなどは避けましょう。以下では、NGな服装4つを紹介します。
タンクトップやキャミソールなどのノースリーブは、汗で試着する着物を汚してしまう可能性があるため避けましょう。振袖を選ぶ際は、時間をかけて慣れない着付けを何度も繰り返します。温度調節された部屋で試着をしていると、体温が上がって汗をかくのはよくあることです。試着時は、肌が着物になるべく触れないような洋服を選びます。
オーバーサイズのパーカーや、フードがしっかりとしたパーカー、もこもこのボア付きパーカーなどは、振袖の試着時には避けたほうがよい服装の一つです。パーカーは生地に厚みがあり、体のラインが分かりにくくなるため、振袖の正しいサイズ感を確認しにくくなります。試着時には何度か着替えることがあるため、振袖を脱ぎ着しやすい服装が理想的です。試着をスムーズに行うためにも、薄手で体にフィットしたトップスを選びましょう。
首元は振袖を美しく着こなすための重要なポイントです。試着時にタートルネックを着用していると首元がすっきり整わず、振袖の衿元の美しいラインを確認しにくくなります。
首元の肌が隠れてしまうことで、顔映りや振袖との色の相性を正確に判断するのが難しくなるでしょう。試着の際は、首元がすっきり見えるトップスを選び、振袖の色味やデザインとのバランスをしっかり確認できるようにするのが理想的です。
フレアスカートも試着時に避けたほうがよい服装の1つです。腰から広がるデザインのため、生地のボリュームが増し、元々の体型が分かりづらくなります。実際の体型よりも大きく見えてしまい、振袖のサイズ選びに影響を与えることがあります。特に、試着時に身幅の大きい振袖を選んでしまうと、着付けの際に生地が余ってシルエットが崩れ、想定よりも太って見えてしまう可能性があります。スッキリとしたシルエットのボトムスを選びましょう。
襟のあるシャツも、振袖の試着時には避けましょう。襟があると首元が厚くなり、振袖の衿を正しく合わせるのが難しくなります。また、襟があることで首元のラインが隠れてしまい、振袖を着たときのバランスや印象が分かりにくくなることもあります。特に立ち襟やボリュームのあるデザインのシャツは、振袖の衿合わせやサイズ調整に影響を与えるため避けるのが無難です。試着時には、首元がすっきりしたトップスを選びましょう。
振袖の試着時には、ストッキングではなく靴下を履くのが望ましいです。ストッキングは滑りやすいため、試着時に足袋を履いたときにフィットしにくくなります。着付けの際に足元が安定しにくく、スムーズに試着できないこともあります。試着時は、足袋の代わりとして厚手の靴下を履くと、実際の着用時に近い感覚でサイズ感を確認できます。
振袖の試着は、当日スムーズに進めるために事前の準備が重要です。来店前に予約を入れ、試着したい振袖のデザインや色をイメージしておくと選びやすくなります。また、適切な服装で行くことで、振袖のサイズ感や着用時のシルエットを正しく確認できます。ここからは、振袖の試着の流れについて詳しく解説します。
振袖の試着をする際には、まず事前に来店予約をしましょう。特に成人式のシーズンが近づくと多くの人が試着のためにお店へ訪れるため、予約なしでは希望の日時に試着できない可能性があります。早めに予約をしておけば希望する振袖の試着がしやすくなり、十分な時間をかけて選ぶことができるでしょう。土日や祝日は混雑しやすいため、特に早めの予約が安心です。
予約時には試着したい振袖の種類や色の希望を伝えておくと、当日の選択肢がスムーズになります。お店によっては事前にカタログやウェブサイトで気になるデザインを選んでおくことも可能です。親や家族と一緒に行く場合は都合を合わせて余裕を持った日程を選びましょう。
振袖の試着前にはお店のスタッフと打ち合わせを行い、スムーズに試着を進めるための準備を整えます。打ち合わせでは、振袖のデザインや色、希望するスタイルなどについて相談することができ、自分に合った振袖を見つけやすくなります。また、試着当日の流れや必要な持ち物についての説明を受けることもあります。
事前にカタログやウェブサイトで気になる振袖をチェックしておくと、打ち合わせがスムーズに進みます。予算についての相談も可能なので、費用面の不安がある場合はこのタイミングで確認しておくと安心です。
打ち合わせが終わったら、実際に振袖を試着します。カタログを見て気になっていた振袖やお店の方が選んだ振袖から好みのものを選び、羽織る形で試着を進めます。試着の際には、振袖のデザインや色が自分に似合うかを確認するだけでなく、サイズ感や着心地もしっかりチェックすることが大切です。帯や小物類との組み合わせも重要になるため、試着時にスタッフと相談しながらコーディネートを決めるとよいでしょう。
写真を撮っておけば後から見返して比較することができ、より納得のいく振袖選びができます。最終的に気に入ったものがあれば、その場で契約手続きを進めることも可能です。
試着が終わったら最終的にどの振袖を選ぶかを決定します。振袖のデザインや色が気に入るだけでなく、体に合ったサイズや着心地も重要なポイントです。試着時に撮った写真を見比べ、スタッフや親の意見を参考にして、自分に最も似合う一着を選びましょう。
振袖の決定の際には、帯や小物とのコーディネートも決定する必要があります。振袖の色合いや柄に合わせて、帯や髪飾り、草履、バッグなどの組み合わせを検討しましょう。お店によっては、トータルコーディネートのアドバイスをしてくれるため、スタッフに相談しながら決めるとスムーズです。
気に入った振袖が決まったら、契約手続きを進めます。レンタルの場合は成人式当日までの流れや返却方法を確認し、購入の場合はお仕立てやお直しの有無を確認しておきましょう。
成人式の振袖試着は、当日の着付けの様子を実際に体験できる貴重な機会です。気になる振袖があればすべて試してみたいと思う方もいるかもしれませんが、重い振袖を何着も試着するのは体力を使います。試着をスムーズに済ませるために、下記の点に注意しましょう。
試着日当日は、本番をイメージした髪型とメイクで来店するのがベストです。着物を着るときは、髪が肩にかからないほうが着物の色柄が映えるので、試着時の髪型はアップヘアがおすすめです。
また、着物を着るときにすっぴんだと、着物や帯の柄が目立ってしまい、全体のバランスが悪くなります。当日に選んだリップクリームの色が着物との相性を決める場合もあるほど、メイクは着物着用時の印象を左右します。本番のようなメイクアップは必要ないものの、ノーメイクで試着するのは避けましょう。
アクセサリーをつけたまま着物を着ると、生地がアクセサリーに引っかかり、振袖を傷つけてしまう可能性があります。試着をするときはアクセサリー類を外しておきましょう。
振袖の中には刺繍が施されたものもあります。気を付けていても、アクセサリーが刺繍の一部に引っかかり、糸がほつれてしまうのはよくあるケースなので注意が必要です。
どのような振袖が似合うのか、自分で見極めるのは意外と難しいものです。客観的な視点から判断できる誰かに一緒に来てもらって、自分に似合う振袖を選びましょう。
家族と試着に行けば、振袖を一緒に選べるだけでなく、予約金やレンタル予算など具体的な金額の話も確認できるため、振袖選びをスムーズに進められます。
振袖の試着時間は、最低でも2~3時間はかかると見積もっておくと安心です。成人式は一生に一度しかなく、振袖選びにも想像以上に時間がかかるかもしれません。また、振袖は色柄のパターンが多く、ある程度イメージを持って試着に臨んだとしてもすぐには決められないといったケースが大半です。
試着では、振袖を選ぶだけでなく、帯・帯揚げや帯締めなどの小物や草履、髪飾りを合わせる時間も必要です。時間に余裕を持って試着を重ね、納得のいく組み合わせを見つけましょう。
振袖の試着を行うときは、体型が分かるようにボリュームを抑えた服装を選びましょう。具体的には、胸元がスッキリしたトップスやボリュームのないボトムがおすすめです。また、振袖を汚さないようにノースリーブは避け、半袖か七分袖の服を選びましょう。
試着では、振袖のサイズが合うか、色・柄が似合うかを確認します。できるだけ実際の着用時のイメージがわくように、髪やメイクを整えていくと自分に合った振袖を選びやすくなります。
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