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振袖は、未婚女性の第一礼装として知られている着物です。袖が長いのが特徴で、成人式では、多くの女性が振袖を着用してハレの日を祝います。また、華やかな柄や色が多いのも振袖の特徴です。
成人式当日は式もあるため慌ただしい一日になりますが、前撮りをする場合は時間をかけて撮影できるので、理想的な写真を記念に残せます。前撮りの時期によっては、桜や紅葉など、季節に合わせた写真が撮れるのも魅力です。
当記事では、振袖の前撮りをするメリットや主な撮影場所、振袖の前撮りに適した時期について解説します。
目次
成人式の記念撮影には「前撮り」「当日撮影」「後撮り」の3つの方法があります。それぞれの撮影時期は、下記の通りです。
撮影方法 | 撮影時期 |
前撮り | 成人式前 |
当日撮影 | 成人式当日 |
後撮り | 成人式後 |
前撮りは、成人式を迎える前に振袖姿で撮影する方法です。撮影の日程を自由に決められるため、天候や体調に左右されにくく、落ち着いた環境で撮影できるのが特徴です。最近では前撮りが主流となり、多くの人が撮影方法に前撮りを選んでいます。
一方、当日撮影は成人式の式典当日に写真を撮る方法です。昔は当日撮影が一般的でしたが、式典や友人との再会、移動などで忙しく、ゆっくり撮影する時間が取れないことが課題とされてきました。しかし、成人式当日の華やかな雰囲気の中で撮影できる点は大きな魅力です。後撮りは、成人式が終わった後に振袖姿で撮影する方法です。成人式当日に参加できなかった人や、前撮りのタイミングを逃した人に適しています。
かつては、成人式当日に写真館や自宅で記念撮影をするのが一般的でしたが、「時間に追われずに納得のいく写真を撮りたい」「友人との再会を楽しみたい」という声が増え、現在では前撮りが主流になりました。撮影の選択肢は広がっていますが、ゆっくりと落ち着いて撮影できる前撮りが、多くの人に選ばれている理由の一つです。
成人式の前撮り|持ち込み振袖のメリット・デメリットをご紹介!
成人式は一生に一度の記念日です。せっかくの晴れ姿は、ぜひきれいな写真で残しておきましょう。前撮りでは、プロのカメラマンが撮影してくれます。自然な笑顔を引き出し、振袖姿を美しく撮影してくれるでしょう。また、スタジオやロケーションなど、希望に合わせた撮影プランを選ぶこともできます。
ここでは、成人式の振袖で前撮りをするメリットを詳しく解説します。
成人式当日は、普段着慣れない振袖を長時間着用することになります。振袖は美しく着こなすための所作があり、歩き方や立ち振る舞いに気を配る必要があります。しかし、慣れていないと着崩れや疲れの原因になり、せっかくの成人式を十分に楽しめないこともあるでしょう。
前撮りでは、実際に振袖を着て撮影を行うため、成人式当日と同じような状況を事前に体験できます。着付けの締め付け具合や歩きやすさを確認し、違和感があれば調整できるのも大きなメリットです。また、「普段のメイクが振袖に合わない」「希望していたヘアスタイルがしっくりこない」といった問題も、前撮りを通して事前に気づくことができます。
成人式当日は、朝から着付けやヘアメイク、式典参加などでスケジュールが詰まっています。そのため、振袖姿の写真をじっくり撮影する時間が確保できないことも少なくありません。前撮りをすれば、時間に追われることなく、満足のいく撮影が可能です。
前撮りなら、撮影の準備から撮影終了まで、落ち着いた環境で進められます。撮影前のヘアメイクや着付けも時間をかけて整えられるため、「思っていた仕上がりと違う」といった後悔を防げます。また、カメラマンと相談しながら、好みの背景やポーズで撮影できるため、自分らしい振袖姿を残すことができます。
自分に似合う振袖の選び方は?肌の色・身長・体型ごとにポイントを紹介!
成人式当日は、式典や友人との撮影に追われ、自分の振袖姿をじっくり撮影する時間が取れないこともあります。特に、1月開催の成人式では寒さの影響で屋外撮影が難しく、振袖が映えるロケーションを選びにくいのが現実です。
前撮りなら、スタジオ撮影だけでなくロケーション撮影で季節や撮影場所を自由に選べるため、理想の成人式写真を残すことができます。春には桜、秋には紅葉を背景に撮影することで、振袖の華やかさを引き立たせることが可能です。
店舗やフォトプランによって撮影が可能な季節やロケーションは異なります。自分の理想の写真を撮影するために、どのような季節や場所で撮影したいのかを明確にし、条件に合った店舗やプランを選びましょう。
前撮りで撮影した画像は、その場でモニターで確認し、アルバムやフォトパネル、データとして受け取ることが可能です。写真データはUSBやCD-R、スマホ、クラウド上に保存でき、それぞれにメリットがあります。
USBやCD-Rに保存すれば、思い出を形として残せるので、大切に保管したい方におすすめです。一方、スマホに保存すれば、簡単に見返せるだけでなく、年賀状作成やSNS投稿にも活用できます。さらに、iCloudやGoogle Driveなどのクラウドに保存すれば、データを半永久的に保管でき、スマホやPCを買い替えても安心です。
なお、アルバムなどの商品は撮影プランに含まれていることもありますが、写真データの受け取りは追加料金が必要になる場合があります。想定外の出費を避けるためにも、データ提供がセットになっているプランを選ぶと安心です。
成人式の前撮りは、一生の思い出となる大切なイベントです。自分に合った写真館を選ぶことで、理想の振袖姿を美しく残せます。撮影環境やサービス内容は写真館によって異なり、フォトスタジオ・街の写真館・貸切型スタジオの3つが主な選択肢になります。レンタル振袖であればセットプランの有無などもチェックしながら、自分にぴったりの写真館を選びましょう。
ここからは、成人式の前撮りにおすすめの写真館について紹介します。
フォトスタジオでの成人式前撮りは、多くのメリットがあります。まず、屋内撮影のため天候の影響を受けず、振袖姿を美しく残せる環境が整っています。照明や背景が最適に設定されており、プロのカメラマンが一人ひとりに合った撮影を行うため、理想の仕上がりが期待できるでしょう。
また、フォトスタジオの振袖撮影プランには、着付けやヘアメイクが含まれていることが多く、美容院を手配する手間がかかりません。専門のスタッフがその場でセットを整えてくれるため、撮影中に着崩れや髪型の乱れがあってもすぐに直せます。髪飾りやメイクも振袖に合わせて調整できるので、より華やかで洗練された印象に仕上がるでしょう。
街の写真館での前撮りは、アットホームな雰囲気の中で行えるのが魅力です。特に、子どもの頃からお世話になっている写真館があれば、スタッフとも顔見知りで、自然な笑顔を引き出しやすいでしょう。初めての場所で緊張しやすい人にもおすすめです。
街の写真館の特徴として、撮影の流れがスムーズで、リラックスした雰囲気で撮影できる点があります。大手スタジオに比べると設備や背景のバリエーションは少ないことが多いものの、シンプルで温かみのある写真を撮ることができます。特に、家族と一緒に撮影する家族撮影では、穏やかな雰囲気の中で心に残る写真を残せるでしょう。
成人式は前撮りで家族写真の思い出を残そう!メリットや注意点を解説
貸切型スタジオはプライベート空間で撮影ができるため、周囲の目を気にせずリラックスした状態で撮影できます。特に、人前での撮影が苦手な方や、ゆっくりと自分のペースで撮影したい方におすすめです。
一般的なフォトスタジオとは異なり、貸切型のスタジオでは衣装のレンタルがない場合が多く、振袖を自分で用意する必要があります。そのため、家族や親戚から振袖を借りて撮影したい方や、特定のレンタルショップで選んだ振袖を持ち込みたい方に適しています。
多くの方が、前撮りの撮影に来る時期は以下の通りです。
4~8月:38%(早期で受注した方が中心)
9~12月:50% 1~2月:12%(後撮りされる方が中心) 3月:0.3% |
※弊社の調査によるデータ
以下では、振袖の前撮りに適した時期について、シーズンごとに解説します。
1~3月に前撮りを行う最大のメリットは、成人式の約1年前というタイミングにあります。成人式まで1年近くあるため、成人式当日のイメージを具体的にしながらヘアメイクや振袖小物などをじっくりと検討できます。
一方で、1~3月は高校や大学の卒業式に向けて袴のレンタルや撮影の需要が高まる時期でもあります。振袖専門店ではこの時期に繁忙期を迎えるので、前撮りの予約が取りにくい点には注意しましょう。
特に、袴をメインに扱う店舗では、卒業式の準備で非常に忙しくなるため、前撮り撮影のスケジュールに限りがあることが予想されます。また、繁忙期には撮影料金を高めに設定している写真スタジオもあるので、スケジュールや料金は必ず前もって確認しましょう。
なお、3月は成人式の前撮りを行う人の割合が最も少なく、全体の0.3%にすぎません。この時期は多くの準備が終わっているため、新たに前撮りの予約をする方が極めて少ないと言えます。
4~6月は、成人式や卒業式のシーズンが終わり、撮影スタジオや振袖レンタルの需要が落ち着いているため、予約が取りやすい時期です。春休みやゴールデンウィークなど、長期休暇も多く、家族全員が集まりやすい時期でもあります。
さらに4~6月は気候が温暖で過ごしやすく、屋外での撮影にも最適です。春の桜や初夏の新緑など、写真の背景として魅力的なロケーションで撮影できます。
ただし、6月に撮影する場合は天候に注意しましょう。梅雨の時期に屋外での撮影を予定していると、雨天によるスケジュールの変更や撮影条件の変更が必要となる場合もあります。梅雨の時期に前撮りを予定している場合は、屋内のスタジオを利用するなど、天候に左右されないプランを準備しておくのがおすすめです。
7~8月は多くの学生が夏休みに入るため、家族や友人とのスケジュール調整がしやすい時期です。
ただし、7~8月は非常に暑い時期であり、振袖のような重ね着が必要な衣装を着用するのは大変です。暑さによる不快感やメイク崩れ、熱中症のリスクも考慮する必要があるので、この時期の撮影はできる限り室内スタジオで行うのがおすすめです。
暑さにより振袖での撮影が減る時期のため、割引キャンペーンを実施しているスタジオもあります。
9~11月は、屋外の撮影がしやすく、色鮮やかな紅葉と振袖のコントラストが美しい写真を残せます。気温も落ち着くため、長時間の振袖着用も比較的苦になりにくい季節です。
ただし、9~11月は七五三の時期と重なるので、子どもの着物を扱うお店やスタジオでは、繁忙期を迎えます。振袖の前撮りの予約が取りにくくなったり、希望する日時にスケジュールを合わせるのが難しくなったりする可能性があるので注意しましょう。
成人式の直前なので、この時期にはすでに実際の髪型やメイク、小物などを決めている方が多いでしょう。本番と同じ装いで撮影できるため、成人式でのコーディネートを写真に残したい方におすすめの時期です。直前に実際の着物を着用することで、本番への期待感も高まります。
また、冬休みや年末年始の長期休暇があるため、家族との日程調整もしやすいでしょう。
ただし、成人式シーズンの直前ということで、振袖専門店やスタジオは最も混雑する時期です。確実に撮影を行いたい場合は、早めにスタジオを押さえ、前撮りの予約をしましょう。
成人式の前撮りは、一生に一度の特別な撮影だからこそ、どのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。前撮りの費用は撮影場所や提供されるサービス内容によって大きく異なりますが、おおむね以下の通りです。
撮影のみ:1万~2万円程度
着付けとメイク込み:4万~5万円程度 振袖レンタル・着付け・メイク込み:10万~15万円程度 |
振袖のレンタルやヘアメイク、アルバム作成などを含めると、総額で15万~30万円になることもあります。
前撮り費用の主な内訳は、以下の通りです。
振袖レンタル料 | 成人式や前撮りで着用する振袖をレンタルする際の料金 |
小物レンタル料 | 帯締め・帯揚げ・重ね衿・髪飾り・ショールなどの小物をレンタルする際の料金 |
着付け料 | 振袖を着付けする料金 |
ヘアメイク料 | 前撮り当日のヘアメイク料金 |
撮影料 | スタジオやロケーションでの写真撮影サービスの料金 |
レタッチ代 | 撮影後の写真の修正や加工を行う際の料金 |
アルバム代 | 撮影した写真をアルバムにまとめる際の料金 |
データ代 | 撮影した写真のデジタルデータを購入する際の料金 |
上記以外にも、スタジオによってさまざまなオプションが用意されています。また、プランによっては、振袖レンタル料・小物レンタル料・着付け料・ヘアメイク料・撮影料などがセットになったものもあります。
希望に合ったプランを見つけるために、複数のスタジオのプランを比較検討することがおすすめです。
成人式の撮影の前撮りの相場は?プラン別料金や費用を抑える方法を解説!
前撮りのために振袖や着付け・ヘアメイク、スタジオなどを確保するときは、できるだけ早めに予約することが重要です。成人式に近い日程で撮影したい場合は特に、早めの予約を心がけましょう。
一生に一度の成人式では、自分の雰囲気や体型に合った振袖を選びましょう。大切な思い出として残すため、着物を選ぶときは専門店で適切なアドバイスをもらい、プロのカメラマンに前撮りを依頼するのがおすすめです。事前の準備を大切にし、当日は最高の思い出が残せるよう準備を進めてください。
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