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2024/12/21
「ママ振袖」とは、成人式でお母様の振袖を身にまとうスタイルのことです。
時代を超えて受け継がれた振袖は思い出深くもあり、伝統とおしゃれを両立できるのが魅力です。
しかし、ママ振袖をそのまま着てしまうと、現代のトレンドに合わない装いに違和感があるかもしれません。
当記事では、ママ振袖をさらに華やかにするコーディネート例やアレンジの仕方、小物の選び方を詳しく解説します。
帯や小物、ヘアメイクにトレンドを取り入れ、ママ振袖を今っぽく可愛くアレンジしましょう。
目次
2. ママ振袖のコーディネートを今っぽくアレンジするコツ
2-1. 帯や小物をトレンドに合わせてアップデートする
2-2. ヘアスタイルや髪飾りは振袖のテイストに合わせる
2-3. 流行のメイクを取り入れる
3. ママ振袖のコーディネートを格上げする小物の選び方
3-1. 半衿
3-2. 重ね衿
3-3. 帯揚げ
3-4. 帯締め
3-5. 草履・バッグ
着物は伝統的な模様が使用されているため、成人式や卒業式でママ振袖を着ても不自然ではありません。
それでも「古臭くならないかな」と不安が拭えない場合は、振袖を今風にアレンジするのがおすすめです。
ここでは、ママ振袖のおすすめのコーディネート例を3パターン紹介します。
重ね衿:緑とピンクで春っぽくする
帯揚げ:薄黄色の鹿の子しぼりを差し色にする 帯:ママが着用していた薄緑色の全通柄を使う 帯締め:白色で一組の帯締を波アレンジで動きのあるデザインにする |
ママが着用していた派手な色の帯揚げをそのまま流用すると昔っぽさが出るかもしれません。薄く控えめな色の帯揚げを新調すると新鮮さが出ます。
半衿:白地に金糸の模様で上品さをプラスする
帯揚げ:赤色の鹿の子しぼりで腰回りを華やかにする 帯:ママが着用していた金色の全通柄を使う 帯締め:赤色系の模様入りで一組の帯締めをシンプルに結ぶ |
黒色のママ振袖を着用するときは、帯揚げや帯締めなどの小物に黒色と相性のよい赤色系を合わせると、華やかな仕上がりになります。
半衿:白地に金糸の半衿に金色のフリルで首回りを華やかに演出する
帯揚げ:金色のちりめん織を合わせて首回りとの統一感を出す 帯:茶色の全通柄で後ろ姿にも華やかさをプラスする 帯締め:金色と茶色で二組の帯締めを編んで動きを出す |
白色の振袖は、上品さの中に可愛らしさがあります。シンプルなので、フリル付きの半衿も合います。
上質な商品でも、昔のママ振袖一式をそのまま着ると古めかしい印象になる可能性があります。
昔の振袖を今っぽい印象に仕上げたいときは、小物やヘアスタイル、メイクなどを工夫しましょう。
ここでは、ママ振袖を今っぽく着こなすためのポイントを3つ紹介します。
振袖と同じく帯や小物のデザインにも流行があるため、最新トレンドにアップデートするだけでも、全体の印象が大きく変化します。
必ずしも新しい模様の帯や小物がトレンドになるわけではなく、時代によってはレトロな組み合わせや模様が人気になることもあります。
また帯の中には職人が手がけた高級品があり、相場は数万円から十万円を超えるものまで、さまざまです。
新しい帯の購入費用が予算オーバーになりそうな場合は、結び方や合わせる小物を工夫してトレンドに近付ける方法もあります。
あるいは、振袖レンタルで帯や小物のみ借りるのも一案です。
近年トレンドとなっている帯の結び方は「花結び」「胡蝶の舞」などです。
また、リボン結びをアレンジした帯結びは、可愛い模様の振袖によく合います。
アイドルbyやまとでは、さまざまな小物の貸し出しを行っており、前撮りはもちろん当日の着付けにも対応可能です。
最近はワントーンコーデが人気なので、ヘアスタイルや髪飾りを振袖のテイストに合わせると、全体がまとまって美しい仕上がりになります。
ワントーンコーデとは、帯や小物の明度・彩度を振袖に合わせて統一感を出すスタイルのことです。
髪型や髪飾りは流行のデザインよりも振袖のテイストに合わせることを意識すると、より今っぽい雰囲気になります。
たとえば、ママ振袖が古典柄ならシニヨンや夜会巻きなどの正統派アップヘア、モダン風のレトロなママ振袖ならフィンガーウェーブや玉ねぎヘアのアレンジがおすすめです。
髪飾りは、ママ振袖の年代に合わせたレトロなものや、シフォン系のフェミニンなものを選ぶ方法もあります。
自分に似合うスタイルが分からないときは、ヘアメイクのプロに相談するとよいでしょう。
流行のメイクを取り入れれば、ママ振袖に今っぽさを加えられます。
最近のメイクは、韓国風がトレンドです。特にブルー系などクールな印象の振袖と合わせると、全体的に統一感のある仕上がりになります。
韓国風メイクのコツは、ベースメイクに寒色系のコントロールカラーを取り入れることです。
たとえば、血色をよくしたいときは、オレンジや明るいピンクではなく、青みがかったピンクを使用します。
目元もスモーキーな色で統一して、ファンデーションとリップをマット系にすると、韓国風メイクになります。
ママ振袖のコーディネートをさらに格上げするには、小物の準備も手を抜けません。
小物類も振袖やヘアスタイルとの相性、トレンドを意識して選ぶと、洗練されたスタイルに仕上がります。
ここでは、ママ振袖のコーディネートを格上げする小物選びのポイントを5つ紹介します。
半衿は、長襦袢に縫い付けて使用する衿のことです。
半衿の基本的なデザインは無地の白色で、本来は着物の衿元が汗や皮脂で汚れるのを防ぐ目的で使用していましたが、現代では白色や無地にこだわる必要はありません。
色付きや柄入りを合わせて、首元を華やかに彩ることをおすすめします。
現在は、ほとんどの方が柄入りの半衿を合わせています。
プリントされたもののほか、刺繍やレースで高級感を加えられる半衿もあるので、どのようなスタイルに仕上げたいのかを参考に選びましょう。
最近は刺繍のほか、市松模様や花柄がトレンドです。
重ね衿は、半衿と着物の間に挟み込んで使用するアイテムです。
昔は、よいことが重なる縁起物の意味を込めて、お祝いの席で何枚もの着物を重ねて着用していました。
現在は重ね衿があるので、着物を何枚も着なくても首元を華やかに演出できます。
振袖用の重ね衿のデザインは、単色の衿を複数重ねたタイプ、レースやラインストーンを使用したタイプなど、さまざまです。
トレンドは、シンプルでありつつも組み合わせ次第で印象を変えられる2色タイプです。
ベーシックカラーに金色を加えると、幅広いデザインの振袖に取り入れやすくなります。
和装と相性のよいパールや、つまみ細工をワンポイントで施したタイプも人気です。
帯揚げは、帯の上部から見せるアイテムです。
振袖における帯揚げはアクセントとしての意味合いが強く、ボリュームをもたせて結ぶスタイルが一般的です。
帯揚げのデザインや色を選ぶ方法は、振袖と同系色にして統一感を出す方法と、異なる色やゴージャスなデザインでアクセントを加える方法の2通りあります。
ヘアスタイルと同じく、帯揚げも振袖との統一感を意識するワントーンコーデがトレンドです。
帯締めは、帯の上から結ぶ細い紐状のアイテムです。帯が型崩れしないように押さえる役割と、装飾の意味もあります。
帯締めは平べったい形の平組、ロープのように丸みを持つ丸組、綿を積めてふんわりとさせた丸ぐけなどの種類があり、振袖との相性で選びます。
帯締めの色は、振袖や帯と同系色で揃えるほか、あえて反対色を合わせてアクセントを加える方法もあります。
帯締めのトレンドは、パールやビーズなど装飾の付いた華やかなデザインです。
異なる2色を合わせたり、2種類の帯締めを組み合わせたりするスタイルも、人気を集めています。
振袖の履物は、浴衣に合わせる下駄ではなく、礼装用の草履が基本です。
近年はパールなど装飾がついたモダンなデザインも増えており、幅広いデザインの振袖に合わせられます。
草履・バッグを選ぶときのポイントは、模様の種類を振袖と合わせることです。
振袖が古典柄の場合は、モダンなデザインのバッグは避けましょう。
振袖とは異なる色味でアクセントを付けたい場合は、帯のデザインに合わせると全体の調和が取れます。
ママ振袖はそのまま着用しても問題ありませんが、よりおしゃれに着こなすにはアレンジが必要です。
帯や小物をトレンドに合わせてアップデートし、振袖のテイストに合ったヘアスタイルや流行メイクを取り入れれば、ママ振袖を現代風に仕上げることが可能です。
また、帯揚げや帯締め、重ね衿を華やかなデザインに変えると、振袖の印象がグッと垢抜けます。
草履・バッグ選びにもこだわると、さらに上品で個性的なコーディネートに仕上げることができます。
伝統を大切にしながらも、自分らしい装いで成人式を楽しみましょう。
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